山田裕貴、海外プレミア初参加「ジョーカー2」レディー・ガガと熱い抱擁「僕のことを覚えてくださっていた」

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2024年09月27日 11:23  ORICON NEWS

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「ジョーカー2」ロンドンプレミアに参加した山田裕貴(日本語吹替版でハービー検事役を担当)
 俳優の山田裕貴が、英ロンドンのレスター・スクエアで現地時間25日に行われた映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(通称「ジョーカー2」/10月11日公開)のプレミアに招かれ、初の海外レッドカーペットイベントを体験した。

【動画】「ジョーカー2」ファイナル予告映像

 会場には、ジョーカー役のホアキン・フェニックス、ジョーカーの前に突然現れる謎の女・リー役のレディー・ガガ、ジョーカーを追い詰めるハービー検事役のハリー・ローティー、監督を務めたトッド・フィリップスら、キャスト&スタッフが勢ぞろい。ジョーカーメイクを施したファンなど、作品さながらの熱狂的な250人の観衆と150人以上のマスコミが集まった会場は異様な熱気に包まれ、ロンドン中に“ジョーカーの狂乱”が伝播するかのような本編さながらのプレミアイベントとなった。

 同映画の日本語吹替版でハービー検事役を務める山田。初めて経験する海外のレッドカーペットイベントの雰囲気に圧倒されている様子で、「すごいですね!自分も東京でレッドカーペットを歩かせていただいたことはあるんですけど、その雰囲気とはまた違うロンドンの街並みと、ジョーカーで埋め尽くされた雰囲気がたまらないですね」と話した。

■「いつか僕の作品もガガさんに観てもらいたい」

 そんな山田の前に大きな歓声を浴びながら登場したリー役のレディ・ガガはファンの熱狂ぶりに「最高な日です!こんな素敵な夜に、大勢のファンに会えてうれしいです!映画公開にワクワクしています」と、大きく手を振ってファンの歓声に応えた。

 「いつかあなたのように世界を変えられる人間になれるよう、日本で僕も頑張りたいと思います!日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします」と山田の熱烈な思いを受け取ると、「親愛なる日本のファンの皆さんこんにちは、いつも皆さんのことを恋しく思っています。私の創作活動を応援してくれてありがとう!ぜひ、映画館でジョーカーのワイルドな体験を楽しんでね」とメッセージを贈った。
喜びを噛みしめる山田が「いつか僕の作品もガガさんに観てもらいたいです」と伝えるとガガは「まかせて!」と約束の証として熱い抱擁を交わした。

■ハービー検事役のハリー・ローティーに山田が鋭い質問

 殺人の罪で裁判にかけられたジョーカーを追い詰める敏腕検事ハービー役のハリー・ローティーは山田が同役の日本語吹替を務めていることを聞き「それはすごい!会えてうれしいよ、ありがとう!」と喜びを伝え、会場の盛り上がりにも「すごいよね、慌ただしいけど本当に興奮が止まらない!皆のワクワクする雰囲気が伝わってきて、ここに来られて本当にうれしいです」と話した。

 「ハービー検事はジョーカーを情熱的に追っていく訳ではなく、冷静に淡々と裁いていく感じが印象的でした。ジョーカーともあまり目を合わさずにハービーを演じられていたようにも見えましたが、そこには演じる上での意図があったのでしょうか?」と、ハービー検事さながらに切り込む山田の質問には次のように答えた。

 「ありがとう、そう言ってもらえてうれしいです。撮影が始まったころに監督と話し合ったのは、ハービーを“生意気で自信満々の若者”に見せることだったんだ。彼は必ずしも正しい心を持っているわけではない。(ジョーカーの裁判が)テレビで中継されるのを知り、それによって自分のキャリアをアップできると考えている。真実はどうでもよくて、勝利を収めることが彼の全て。そんな会話から今作でのハービー検事像が生まれたんだ」

 役を演じる上でのこだわりを聞いた山田は「ハリーさんの出しているその雰囲気を大切にしながら声を入れさせてもらいました」と伝えていた。最後に、山田をはじめ日本のファンに向けてハーリーは「日本の皆さんとこうして話せてうれしいです!見事で壮大な規模感の本作を楽しんでください!これは絶対に大きなスクリーンで観るべき作品です!」と熱い思いを語っていた。

■“ユウキ!”と名前を覚えてくれててめちゃくちゃうれしかった

 トッド・フィリップス監督は山田を目にするなり肩を抱き寄せ、「僕はいつも大好きなロンドンでプレミアをやるんだ。イギリスの映画ファンは映画をこよなく愛しているから、ここに来るのは良いものだよ」とコメント。山田が「公開が近づいてくるとどんな気持ちになりますか?」と直々に尋ねると、監督は「良い質問だね!僕は過去に数々の作品を作ってきたけど、最終的な結果とは切り離す必要があって、そのプロセスを楽しむべきだと思って過ごしているよ」と答えていた。

 かねてより熱烈な“ジョーカー愛”を語っていた山田だが、トッド・フィリップス監督やレディ・ガガ、そして自身が吹替を務めたハービー検事役のハリー・ローティーなど念願のキャスト陣との対面に「雰囲気に圧倒されることなく楽しむことができて、ホアキンさんは残念ながらお話を伺えなかったんですけど、ガガさんはインタビューを通して僕のことを覚えてくださっていて、最後ハグでお別れもできましたし、監督も“ユウキ!”と名前を覚えてくれててめちゃくちゃうれしかったです。いろいろなことが聞けましたし、こちらも伝えられてとにかくうれしかったです」と感動。

 改めて「本作はジョーカーを含めて色々な登場人物を見つめながら最後まで物語の行く末を見届けられる作りになっていて、見た人によって姿を変えるピエロのような作品になっている」と、あふれる作品愛を語っていた。

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