F1出場決定のローソン「夢が実現した。オースティンが楽しみ」2025年の契約発表はなし。上層部が6戦で評価か

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2024年09月27日 12:00  AUTOSPORT web

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2024年ピレリF1タイヤテスト(モンツァ) リアム・ローソン(RB)
 F1第19戦アメリカGPからシーズン末まで、RBのレースドライバーを務めることが決定したリアム・ローソンが、喜びのコメントを発表した。

 RBは、次戦アメリカからの6戦、これまでリザーブドライバーを務めたローソンを、ダニエル・リカルドのマシンに乗せることを明らかにした。

 ローソンは、2023年にリカルドが怪我で欠場した際に代役に起用されてF1にデビュー。5戦にわたり参戦し、ポイント獲得も達成、高い評価を受けた。2024年からレースドライバーに昇格されるのではないかと推測されたが、レッドブル上層部はリカルドの続投を決め、ローソンは今年もリザーブドライバーの役割を果たしていた。

 ローソンは次戦から出場するという決定を受け、自身のSNSにおいて、次のようにコメントした。

「子供の頃からF1ドライバーになることを夢見てきて、その夢がついに実現すると言えることをとてもうれしく思う。この機会を与えてくれたVCARBとレッドブルに感謝したい。感謝の気持ちでいっぱいだし、これから仕事に取り掛かることにわくわくしている」


 また、チームのSNSには、ローソンがコメントする動画が掲載された。

「オースティンからレースカーを運転できることにとてもわくわくしている。これは大きなチャンスであり、僕にとって夢が叶った瞬間だ。この機会を与えてくれたチームに感謝したいし、サポートしてくれた人たちにも感謝したい」とローソンは語った。

「たくさんの仕事が待っているが、それに取り組むのを楽しみにしている」


 レッドブル/RBがローソンを今シーズン終盤に走らせると発表する際に、2025年の契約も公表されるものと予想されたが、今回のRBの声明には、来年についてのことは触れられていなかった。

 formula1.comにおいて、F1記者ローレンス・バレットは、レッドブル上層部は、これからの6戦でローソンの力を詳細に評価しようとしていると述べている。

「情報筋によると、レッドブルの上層部は、ドライバー陣の相対的な優劣について話し合い、今シーズン残り6戦でリザーブドライバーのリアム・ローソンを起用するという結論に達したということだ。これにより、レッドブルは、来年RBのフルタイムドライバーに起用する前に、角田裕毅の傍でローソンの評価を行うことができる」

 レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは2026年末までの契約を結んでいるものの、今年の不調により、契約を打ち切られる可能性がささやかれ続けている。そういった状況も踏まえて、今年のうちにローソンの評価を行えることは、レッドブル上層部によって貴重な機会になるだろう。
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