18歳未満の約48%がスマホを所有、不安要素は「依存」が半数 MM総研が調査

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2024年09月27日 16:01  ITmedia Mobile

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子供の携帯電話端末所有状況(出典:MM総研)

 MM総研は、9月25日に「子どものスマートフォン利用実態」(2024年8月調査)を発表した。5〜17歳のスマートフォンを保有する子を持つ親を対象にWebアンケート調査を実施し、回答数は1316人。


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 5〜17歳の子どもの47.9%がスマートフォンを所有し、12歳でスマートフォン所有率は60.9%となった一方、5〜11歳では「携帯電話端末を所有していない」が過半数を占めた。5〜17歳の子どもの携帯電話全体の月額利用料金は3134円で、スマートフォン利用者のみの月額利用料金は3707円と携帯電話全体より573円高い。5〜17歳の子どもの1週間あたりのスマートフォン利用時間は1219分(20時間19分)となり、18〜69歳よりも6分長くなった。


 子どもが利用するスマートフォンの利用機能/サービスは「通話アプリを利用した通話」(84.5%)が最も多く、次いで「インターネット検索/情報収集」(79.9%)、「カメラ撮影(写真撮影)」(79.3%)、「動画視聴」(77.0%)、「メール/メッセージの送受信」(72.3%)で、上位5つの機能/サービスが利用率70%超となった。


 子どもがスマートフォンを利用する場所は「自宅」(89.0%)が最も多く、2位の「通学路(登下校時)」(37.3%)に51.7ポイントの大差をつけた。次いで「学校」(34.5%)、「親戚/友人の家」(33.5%)、「デパート/ショッピングモール」(31.8%)、「飲食店」(31.4%)となる。子どもにスマートフォンを所有させている目的は「親子/家族間の連絡」が 74.6%で最多となり、次いで「友人間の連絡」(58.2%)、「事件/事故への備え」(37.5%)、「災害への備え」(28.6%)、「家族のGPS共有」(24.4%)となった。


 子どもがスマートフォンを所有していることで感じている懸念/不安については「スマートフォン依存」が48.2%で最多で、「視力の低下」(43.5%)、「いじめ/友人間のトラブル」(35.6%)、「学力の低下」(34.3%)、「犯罪に巻き込まれる」(31.3%)、「歩きスマホ/ながらスマホ」(30.0%)と続く。実際に経験したトラブルの最多もスマートフォン依存(14.0%)となった。


 子どものスマートフォン利用で設けているルールは「1日当たりの利用時間」が27.7%で最も多く「アプリ/サイト内課金の禁止」(26.0%)、「有料アプリのダウンロードの禁止」(23.0%)、「歩きスマホ/ながらスマホの禁止」(22.3%)、「利用可能な時間の制限」(20.8%)となる。破られたことがあるルールの1位も、1日当たりの利用時間(16.7%)だった。



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