「劣等民族」発言の青木理氏「サンモニ」など地上波テレビ出演を当面自粛「僕なりのケジメ」

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2024年09月27日 19:39  日刊スポーツ

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青木理氏(2019年12月撮影)

TBS系「サンデーモーニング」出演などで知られるジャーナリスト青木理氏が、27日に配信された、政治メディア「ポリタスTV」の番組「報道ヨミトキFRIDAY」に出演し、同チャンネルで自民党支持者層を念頭に「劣等民族」と発言したことについて謝罪し、地上波テレビ番組の出演を当面、自粛することを明らかにした。


冒頭で、プロデューサーも兼ねるジャーナリスト津田大介氏が「番組の冒頭にお時間をいただいて、2週間前の青木さんが出演された『報道ヨミトキFRIDAY』の冒頭部分の発言に対するおわびを申し上げます」と切り出した。津田氏は「青木さんが、ちゃちゃを入れるような形って言えばいいんですかね。人々はなぜ自民党になぜ入れ続けるのか。その理由として、青木さんが『日本人が劣等民族だからじゃないか』という指摘をされました」と振り返り、「日本人という総体を指して、民族というキーワードで否定的に相対的に語ったことは、ネガティブな言葉の強さ、という点でも、文脈の欠如という点でも、初めて見る視聴者にとっても唐突であったという点でも、不適切だったと認識しています」とした。また津田氏は「その不適切な発言に対して、自分も笑って流してしまいました」と反省。津田氏はプロデューサー、MCの立場としても「適切に反応できなかったことに対しても謝罪致します」とし、「申し訳ありませんでした」と頭を下げた。


その後、青木氏も「今、津田君がおっしゃってくださったように、あの発言をした経緯とか背景とか、言葉にこめた意味とか、それはいろいろあることはあるんだけど、これも津田君が言った通り、エスニシティという、ある意味あいまいというか、微妙な意味とか、敏感な意味を含む単語を持ち出して、それに優劣を付けるという発言は僕自身、元来決して好まない、そういうことは許されないと思ってきたし、例え軽口とは言え、ああいったことを言ったというのは、それ自体は極めて極めて不適切だったと思っていますので、僕もそれについては謝罪して、撤回をさせていただきます」と謝罪した。


青木氏は続けて「口先で謝罪とか撤回というと、どこかの政治家みたいという風に思われるところもあると思うので、僕なりの一種のケジメとして、しばらくの間、世論とか社会への影響力の強い、地上波のテレビ局、テレビメディアの番組等にはしばらくの間、出演を自粛しようかなという風には思っています。本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。


青木氏は、今月12日配信の「ポリタスTV」で津田大介氏と対談。冒頭で津田氏が「人々はなぜ自民党に入れ続けるのか?」という講演を予定していることを告げると、青木氏が「よくこんなテーマで…。一言で終わりそうじゃない。『劣等民族』だからって」と感想をもらし、津田氏も笑って応じた上で、「単純な話ではなくて、いろいろなのがあるんじゃないか」と深堀りする趣旨を説明していた。


この発言に対し、元新潟県知事で立憲民主党の米山隆一衆院議員(56)や、無所属の松原仁衆院議員(68)らが不快感を表明していた。


青木氏は元共同通信記者。「サンデーモーニング」や文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などの出演でも知られる。

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