川崎Fがルヴァン杯準決勝の“前哨戦”制す! 大量5得点で新潟撃破…エリソン&山田新が2発

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2024年09月27日 21:42  サッカーキング

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2ゴールを記録した川崎Fの山田新 [写真]=金田慎平
 2024明治安田J1リーグ第32節が27日に行われ、川崎フロンターレとアルビレックス新潟が対戦した。

 直近7年間で4度の優勝を誇る川崎Fだが、今シーズンは開幕直後から苦戦。直近5試合の戦績も2勝3敗と黒星が先行しており、現在15位に低迷している。対する新潟は川崎Fを上回る12位につけているものの、直近5試合は2勝1分2敗とやや不安定な戦いが続いている。両チームは10月9日と13日のYBCルヴァンカップ準決勝でも対戦予定。川崎Fのホームで行われる“前哨戦”で勝利を掴むのはどちらのチームになるだろうか。

 後方から丁寧にボールを繋ぐ新潟に対し、川崎Fは立ち上がりからハイプレスを敢行。11分には自陣中央でインターセプトに成功した河原創がスルーパスを供給すると、抜け出したマルシーニョが飛び出したGK小島亨介と接触し、川崎FにPKが与えられた。これをエリソンが沈め、早い時間で先制に成功する。新潟をボール保持率で下回りつつもチャンスの数で上回る川崎Fは18分、敵陣ボックス手前で細かくボールを回し、マルシーニョのパスでボックス内に抜け出した脇坂泰斗がネットを揺らした。

 2点ビハインドの新潟は24分、敵陣左サイドで粘った小野裕二がボックス内左へスルーパスを供給し、走り込んだ谷口海斗が左足を振り抜く。シュートは枠を捉えたが、川崎FのGKチョン・ソンリョンの好セーブに阻まれる。その後も攻勢を強めると、38分にはルーズボールがボックス内へ走り込む長倉幹樹の前に転がってきたが、シュートは枠を捉えられなかった。その後も新潟が押し気味に試合を進めたものの、追撃の1点は奪えず2−0で前半が終了した。

 後半の立ち上がりも新潟がペースを握り、サイド攻撃を起点にチャンスをうかがう。52分、長倉の右からのクロスを小野が頭で逸らし、ファーサイドに走り込んだ谷口がシュートを放ったが、惜しくも枠の上へ外れる。その直後、川崎Fは相手のミスからマルシーニョに決定機が訪れるも、至近距離からのシュートはGK小島にセーブされた。63分には自陣深い位置からカウンターを発動し、山本悠樹のパスを受けたエリソンがボックス内右から左足を一閃。強烈なシュートがネットに突き刺さり、川崎Fが追加点を挙げた。

 その2分後には最前線でボールを奪ったエリソンが前方へ送り、ボックス内に侵入した山田新が振り向きざまにダイレクトシュートをニアサイド上へ突き刺し、リードを4点に広げる。その後も川崎Fの勢いは止まらない。前がかりになる新潟を相手にカウンターでチャンスを作る。73分、脇坂の右CKからルーズボールを拾ったエリソンがボレーシュートを狙う。これはミートしなかったものの、素早く反応した山田がGK小島の股を抜くヘディングシュートを沈め5点差とした。

 新潟は86分、左ニアゾーンへ走り込んだ星雄次の折り返しに太田修介がボレーで合わせて1点を返すも、反撃はここまで。試合は5−1で終了し、川崎Fが2試合ぶりの白星を手にした。次節は10月5日に行われ、川崎FはアウェイでFC町田ゼルビアと、新潟はホームで鹿島アントラーズと対戦する。

【スコア】
川崎フロンターレ 5−1 アルビレックス新潟

【得点者】
1−0 14分 エリソン(PK/川崎フロンターレ)
2−0 18分 脇坂泰斗(川崎フロンターレ)
3−0 63分 エリソン(川崎フロンターレ)
4−0 65分 山田新(川崎フロンターレ)
5−0 73分 山田新(川崎フロンターレ)
5−1 86分 太田修介(アルビレックス新潟)

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