バスケットボールの世界最高峰NBAで史上最年少MVPに輝いたデリック・ローズ(35)が、インスタグラムでの現役引退表明から一夜明けた27日、新聞を通じて感謝した。米ニューヨーク・タイムズなどによると、ローズはプレーした6都市、シカゴ、ニューヨーク、クリーブランド、ミネアポリス、デトロイト、メンフィスの地元新聞に広告を出し、各地のファンに別れを告げたという。
26日にインスタグラムへ投稿したメッセージでは、バスケットボールを「初恋」と表現。「一生、自分の一部だ」とも愛を込めていた。
イリノイ州シカゴ出身。メンフィス大から08年のドラフト全体1位指名で地元のブルズに入団した。1年目に新人王。2年目にオールスター出場。3年目の10−11年に平均25・0得点、7・7アシストの活躍で史上最年少となるMVPに22歳で選ばれた。
翌12年のプレーオフ1回戦で左膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂。復帰した2シーズン後には右膝の半月板を断裂し、残りのシーズンを全休していた。その後も大けがが相次いだ。15年にも右膝半月板を部分断裂。17年には反対の左膝半月板を断裂した。
それでも、ミネソタ・ティンバーウルブズ時代の18年10月にはキャリアハイの50得点をマークするなど復活。不死鳥ぶりを見せつけて感動を呼んでいた。
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最後の球団となったメンフィス・グリズリーズとは今秋、日本代表PG河村勇輝がエグジビット10契約を結んだ。
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