新潟アルビレックスBBがB3初戦を勝利で飾った。さいたまに88−76で勝利。4季ぶりに復帰したPG五十嵐圭(44)が16得点をマークし、チームをけん引した。4選手が2桁得点を挙げるなど、自慢の攻撃力を発揮しての白星発進。28日は開幕連勝をかけて、再びさいたまと対戦する。
チームを乗せたのは、やはり五十嵐だった。第1クオーター(Q)、まずは3−6から左45度から同点の3点シュート。リーグ“初得点”で勢いづくと、前半だけで12得点を挙げた。3点シュート2本にドライブからのレイアップを3本。五十嵐の“初弾”以降、チームはリードを許すことなく逃げ切った。
「自分が点を取りに行かないと」。21日の天皇杯、B2富山戦で22点を奪った。「富山戦からシーズンが始まるつもりで調整していた」と、リーグ戦開幕の1週間前には戦闘態勢を整えていた。その言葉を有言実行する活躍。出場時間27分37秒で、最後まで切れのいい動きを見せ続けた。
シュートだけではない。たくみなパスワークで、相手ディフェンスに的を絞らせなかった。PFファイ・パプ月瑠(37)、今季加入のSGアント・ネルソン(25)にノールックパスを送ってアシスト。開幕から連係面でも“問題なし”を印象づけた。
司令塔が振るタクトに合わせるように、主軸が得点を重ねた。新戦力でチーム初得点を挙げたCイバン・ラベネル(34)は13得点、ネルソンは21得点。昨季から所属しているPFカイル・ハント(34)も21得点。それぞれが役割を果たしてみせた。
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鵜沢潤監督(42)は試合前、「初戦、とにかく勝ちに行く」と勝利にこだわる姿勢を示したが、まさにその通りの試合運び。敵地で、理想的な開幕戦勝利を決めた。【斎藤慎一郎】
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