「半・分解展」が開催 18世紀と19世紀のリメイクドレスや下着、軍服を比較展示

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2024年09月28日 18:01  Fashionsnap.com

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 衣服標本家の長谷川彰良が手掛ける展覧会「半・分解展」が、渋谷区のギャラリー大和田で開催される。期間は10月17日から29日まで。

 今回は、「お直し・リメイクの歴史」「下着の手仕事」「軍服の内部構造」の3テーマを軸に18世紀半ばから19世紀初頭、19世紀末の衣服約50点を並べる。「お直し・リメイクの歴史」では、世紀を跨いでリメイクされた奇形ドレスや、全て解いてから再構築した従者のコート、18世紀の男性の盛装「アビ・ア・ラ・フランセーズ」などを展示。これに対し、「下着の手仕事」では使用後に使い回されることがない衣服としての下着に着目。ミシンが生まれる前の時代でありながら、精度の高い縫製技術を紹介する。
 長谷川が美の本質と捉える衣服の内部構造にフォーカスした「軍服の内部構造」では、10枚以上の布が複雑に重なり合う軍服特有の「構造のミルフィーユ」を分かりやすく表現。一枚布で仕上げられる下着と比較展示することで軍服の異常構築が際立つような構成にするという。
 また、会期中には複数のレクチャーも実施する。18世紀のドレスを分解する様子を見せる「分解 修復 実演」や、リメイクとお直しの歴史を伝える「リメイク・お直しの250年」のほか、「19世紀の下着を愛でる会」「裏こそ表」ナイトツアー、「衣服標本家と巡るモーニングレクチャー」など8つのメニューを用意。各レクチャーへの参加申し込みは、入場券の販売サイトで受け付けている。

◾️半・分解展会期:2024年10月17日(木)〜10月29日(火)会場:ギャラリー大和田所在地:東京都渋谷区桜丘町23-21 渋谷区文化総合センター 大和田 2階営業時間:13:00〜20:30 ※29日のみ15時閉場 <入場料>早割り3900円/前売り4900円/当日6000円期間中の再入場無料、中学生以下は入場無料 公式サイト/入場券販売サイト

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