<フィギュアスケート:近畿選手権>◇第2日◇28日◇大阪・府立臨海スポーツセンター◇女子ショートプログラム(SP)
社会人スケーターの籠谷歩未(23=神戸クラブ)は、ショートプログラム(SP)53・54点で3位につけ「出し切れたので、良かった」と笑った。
3回転ルッツ−2回転ループを降りると、ダブルアクセル(2回転半)、3回転フリップと大きなミスなく演じきり、得点を積み重ねた。
8月のサマーカップ以降に意識してきた点は、曲にエレメンツを溶け込ませること。「スケーティングというか、音に合ったスピンをするとか、ジャンプをするとかを意識してきたので、そこがきちんとできたので良かったです」。約1カ月半の取り組みが実を結び、うれしそうに目を細めた。
23年3月に同志社大を卒業。仕事と競技を両立する生活は、2季目となった。 朝4〜5時に起きて練習をした後、出社して8時間デスクワーク。「仕事も、1年目より内容が変わってきて、調整が難しいところも出てきてはいる」という中でも、週5〜6日は氷上に立ち続けている。
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今季の目標は「1試合1試合を大切にする」こと。全日本選手権出場を大きな目標に据えながら、自身のベストな演技を更新していく。
首位は、64・37点で三原舞依(シスメックス)。2位は63・85点の吉田陽菜(木下アカデミー)だった。フリーは29日午後0時45分から行われる。【竹本穂乃加】
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