武蔵小杉に「最大級のタワマン」が誕生 どんなマンションなの?

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2024年09月29日 10:51  ITmedia ビジネスオンライン

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武蔵小杉に「地上50階のタワマン」が完成する

 三菱地所レジデンス、東京建物、東急、東急不動産の4社は、武蔵小杉エリアで最大級となる地上50階建て2棟・総戸数1438戸の免震タワーレジデンス「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」(以下、武蔵小杉タワーズ)の概要を発表した。


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 武蔵小杉駅北側エリアは、日本医科大学病院を中心とした、医療・教育・都市型居住・商業が複合する高度医療福祉拠点の形成が計画されている。


 「A・B・C」3つの地区で開発が行われ、A地区は教育施設および公園の開発が完了しており、B地区は2021年9月に新病院が開院している。


 武蔵小杉タワーズはC地区に計画されており、地域に開かれた環境を整備する「まち一体型複合開発」として、周辺住民の憩いの場ともなるような広場や、通勤・通学に便利な通路が設けられる予定だ。また、高齢者福祉施設や医療施設、子育て支援施設や健康増進施設、生活支援施設の整備を予定している。


 ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズの外観デザインは、建築家の隈研吾氏が監修した。外観デザインコンセプトは「大地から生える二本の大樹」。タワーを周辺地域や自然環境に調和させるため、低層部には大樹のふもとに人々が集まる姿をイメージし、緑とオープンスペースを広く確保した。


 大地と幹をつなぐバーク(樹皮)をイメージしたキャノピー(天蓋状のひさし)は、大樹の足元のように木漏れ日を演出する。ファサードデザイン(建物の正面から見た外観)は、ガラスとバークルーバーを重ねて奥行きを演出した。上空へ伸びる大樹が大地から空に向かってグラデーションで溶け込むようなイメージで色調が整えられ、屋上部には空と融和するデザインを施した。


 共用部の内装のデザインコンセプトは「Grand TREE RING」(大樹の年輪)。大樹が年月をかけて重ねてきた輪(時間)、人々がつながる輪(空間)、古きものから新しい未知へと広がる輪(未来)を年輪で表現した。


●中央に「コスギコミュニティパーク」


 吹き抜け空間のグランドエントランスは、「サウス」「ノース」2棟のタワーレジデンス、それぞれテーマの異なるデザインウォールとした。サウスのテーマは「躍動」で暮らしを楽しむダイナミズム、ノースのテーマは「律動」で暮らしを支える規則正しいリズムを描いている。


 武蔵小杉タワーズの中央には、地域に開かれ、街のにぎわいの拠点となる芝生の広場「コスギコミュニティパーク」を設けた。2棟のタワーレジデンスの間には、地域の人々も通ることができ、街の回遊性を高めるため、東西に通路「コスギプロムナード」を設置。道の途中には、居住者だけでなく誰もが大樹のふもとに集まりくつろげるような休憩所を点在させることで、コミュニケーションを生み出す場を意図した。


 隈研吾氏は「タワーレジデンスは今後、優しく柔らかい空間になってほしい。閉鎖的な空間にするのではなく、外部の人々も気軽に立ち寄れるような開かれた空間を意識した」とコメントしている。



このニュースに関するつぶやき

  • 昔からの小杉の街にもタワマンが建つのか。インフラの脆弱さが露呈したのに、わざわざ住みに来るのかね。
    • イイネ!7
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