<フィギュアスケート:近畿選手権>◇最終日◇29日◇大阪府立臨海スポーツセンター◇女子フリー
ショートプログラム(SP)2位の吉田陽菜(19=木下アカデミー)が、逆転で優勝を飾った。
冒頭でトリプルアクセル(3回転半)を着氷させ、フリー119・67点の合計183・52点を記録。SP首位の三原舞依(シスメックス)の得点を上回った。
3本目のダブルアクセル(2回転半)−3回転トーループで転倒するなどして「ミスがあったり、自分の感覚的にいいジャンプではないジャンプもあったので、まだまだできるという気持ちはある」と悔しい点はあったが「とりあえず落ち着いてできたので良かった」とうなずいた。
21日に閉幕したネーベルホルン杯から約1週間での出場。
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「正直きつい部分はある」
疲労が残る中での試合となったが、吉田同様、佐藤駿、三浦佳生も国際大会から短期間でブロック大会に出場していた。
「言い訳にできないと思って、自分も頑張るぞと思いました」
昨季は初出場にしてグランプリ(GP)ファイナルで銅メダルを獲得。ただ、昨年の結果は「偶然が重なってという部分があった」と振り返る。
「今回はどっちの試合でもショートとフリーをそろえて、昨年の結果が本物だと証明したい」
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3回転半の成功はもちろん、高めている表現面で、昨季からさらに成長した姿を見せる。
今季のGPシリーズは第2戦スケートカナダ(10月25〜27日、ハリファクス)と第5戦フィンランド大会(11月15〜17日、ヘルシンキ)への出場を予定している。【竹本穂乃加】
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