フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ開幕会見が30日、都内で行われた。
5月に競技から引退し、フジテレビ系フィギュアスケートスペシャルアンバサダーに就任した宇野昌磨さん(26)が“初司会”に挑戦した。松岡修造さん(56)とともにスーツ姿で登場し、巧みな進行ぶりを見せた。
選手たちが「集中するための方法」を明かすコーナーでは、松岡さんが壇上から降り、宇野さんのみが進行役を務めることに。昨季の世界選手権銀メダルの鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)が本番会場への移動時に自身のプログラムの音楽を聴きながらミスのない演技を思い浮かべるルーティンがあると説明し「ガッツポーズするところまでイメージしている」と明かすと、宇野さんは「僕も何度かガッツポーズしたことがあるんですが、よく『ダサい』って言われていました」と会場の笑いを誘った。
世界選手権3連覇中の坂本花織(24=シスメックス)は「いったん無になる」を挙げ「試合前になると緊張して心配なことが出てくるが、それを捨てるためにも無になる」と説明。すかさず宇野さんは「僕は現役の時は緊張しなかったですが、今は急に修造さんが(壇上から)いなくなって緊張しているので、いったん無になりたい」と、坂本の言葉を用いながら切り返した。
全選手の集中方法を聞き終えると、「修造さん、僕のMCどうですか?」と自ら松岡さんへ質問。フランクなやりとりに「素晴らしかった!」と絶賛された。さらに坂本から「これまでいろんな昌磨くんを見てきたので、そちら側に立っている昌磨くんが新鮮。上から(目線)になってしまうんですが、おとなになったなと感じました」と言われると、宇野さんも笑顔でうなずいた。
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会見には山本草太(中京大)、三浦佳生(オリエンタルバイオ/明治大)、佐藤駿(エームサービス/明治大)、友野一希(第一住建グループ)、千葉百音(木下アカデミー)、渡辺倫果(三和建装/法政大)、吉田陽菜(木下アカデミー)、三原舞依(シスメックス)も出席。GPシリーズは第1戦スケートアメリカ(10月18〜20日)から幕を開ける。
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