卓球Tリーグの日本生命レッドエルフは30日、パリ五輪(オリンピック)団体銀、女子シングルス銅メダリスト早田ひな(24)を指導してきた石田大輔氏が9月末で専属コーチを退任すると発表した。
チームは「弊社入社前からの10年に亘って掲げてきた大きな目標を達成しましたので、早田選手の専属コーチを9月末をもって退任することをご報告申し上げます。石田コーチには昼夜を問わず早田選手のために尽力され、スポーツ界の頂点となるオリンピックで大きな目標を達成されたことを弊社としても大変感謝しております」とコメントした。
早田のコメント全文は以下の通り。
皆様、いつも温かい応援をいただきありがとうございます。
パリオリピックを終えて一番感謝しているのは、これまで10年間一番近くで私を支えてくださった石田大輔コーチです。本当に10年間という長い間、私の小さい頃からの夢でもあったオリンピック出場、そしてメダル獲得までの長い道のりを全力でサポートしていただき有難うございました。
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今でこそトップ選手の1人として世界で戦えるようになりましたが、専属コーチを引き受けていただいた当初は中学生でワールドツアーに出始めたばかり、世界ランキングもまだ99位でした。そこからオリンピックに出場しメダルを獲れる選手になる為に技術面だけではなく食事や生活面に関しても本当に多くの指導をしていただきここまで成長させていただきました。
今回のパリオリンピックに関しても石田コーチが居なければあの時あの場面を乗り越える事が出来なかったと思います。「10年間の恩返しをこのオリンピックの舞台で出来なくてどうするんだ」という気持ちが最後まで諦めず戦いきるパワーに繋がったと思い、あの時のベンチでの笑顔や涙はきっと私たち2人にしか分からない特別な感情で特別な時間だったと思います。
最後になりますが大輔先生、10年間本当に有難うございました。ここからの競技人生も大輔先生に教わったどんな時も楽しみながら前を向いて頑張るという事を忘れずに新しい目標に向かって挑戦を続けていきたいと思います。必ず復活しますので見守っていてください!
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