【卓球】早田ひな専属コーチ退任の石田大輔氏「究極体まで突き進んで」/同氏コメント

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2024年09月30日 16:41  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

女子シングルス3位決定戦で勝利し銅メダルを決め、ポーズを決め喜ぶ早田(左)と石田コーチ(2024年8月撮影)

卓球Tリーグの日本生命レッドエルフは30日、パリ五輪(オリンピック)団体銀、女子シングルス銅メダリスト早田ひな(24)を指導してきた石田大輔氏が9月末で専属コーチを退任すると発表した。


チームは「弊社入社前からの10年に亘って掲げてきた大きな目標を達成しましたので、早田選手の専属コーチを9月末をもって退任することをご報告申し上げます。石田コーチには昼夜を問わず早田選手のために尽力され、スポーツ界の頂点となるオリンピックで大きな目標を達成されたことを弊社としても大変感謝しております」とコメントした。


石田氏のコメントは以下の通り。


早田ひなという素晴らしい才能を持った選手のコーチになって10年間。


私の父と母が4歳の時から10年間大切に育ててきた選手のコーチを引き継ぐこと、ボールセンス、身体能力、そしてもっとも重要な努力する才能を持った選手であるということで責任を感じていましたが、毎日が楽しく刺激的であっという間の素晴らしい旅路だったように思います。その間、多くの方々に早田と、私までもあたたかいご声援を頂きまして本当にありがとうございました。


お陰様でタッグを組んで10年目、私達の集大成として覚悟を持って臨んだオリンピックという夢の舞台で2つのメダルを獲得する事ができました。金には届きませんでしたが、ひなの如何なる時もコツコツと積み上げていく努力に私からは金メダルを贈りたいと思います。


オリンピック前に「この10年間言ってもらってきたこと全てを頭に叩き込んでパリに行くので、逆に今まで私に言うかどうか迷ったりしていた言葉や場面があったとしてもオリンピックでは思い浮かんだこと全部を遠慮なく私に言ってください。」とひなが言ってきました。それを聞いた時には本当に頼もしく感じましたし、最後のベンチコーチで絶対にひなを最高のメダルにまで引き上げる言葉をかけれるように自分自身の感覚も最大限まで引き出せるようにしようと思いました。


実際にはアクシデントもあり初めてのことだらけの流れにはなってしまったオリンピックではありましたが1秒でも1gでも1cmでも無駄にしてはならないと私自身も最大の全力全開で望みました。そして掴んだメダル、首からかけてもらった時にはこんな素晴らしい時間を過ごさせてもらったひなに感謝の気持ちでいっぱいになりました。


これからはこれよりもひな自身の感覚をより研ぎ澄ませて行きながら、究極体まで突き進んでもらいたいなと思います。


皆様にはこれからも変わらぬご声援をよろしくお願い致します。私自身はこれからは皆さんと一緒に「早田ひな」というアスリートの快進撃を人生の楽しみのひとつとしていきたいと思います。


10年間本当にありがとうございました。

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