タクシー配車アプリ大手のGO(東京都港区)は9月30日、2024年冬からタクシー事業者と共同で、相乗りサービスの提供を開始すると発表した。東京駅といったターミナル駅への移動需要が大きい、豊洲や勝どきなどの湾岸エリアから導入する。
初期段階では、利用客はあらかじめ設定された複数の乗降スポットのうち、1つを選択して乗車する仕様とする。これにより、複数の乗降スポットを経由することによる遠回りなどを最大限削減し、効率的な運行を実現するという。
乗客1人当たりの料金は同乗する人数に関わらず、通常タクシー運賃の5〜6割程度を予定する。導入によりタクシー事業者にとっては、需要が拡大した際の輸送力強化などが期待されるという。
代表取締役社長の中島宏氏は「社会インフラの強化や回遊性向上による街の活性化、複数輸送による渋滞解消など、社会にとって良い影響を及ぼすサービスとなることを目指し、新規サービスの開発を進めていく」とコメントしている。
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