名古屋市の河村たかし市長(75)は1日、次期衆院選に愛知1区から出馬する意向を表明した。記者団の取材に対し、自民党派閥の裏金事件に触れた上で「税金を払う人が苦しむ世の中を変える戦いに挑む」と語った。作家の百田尚樹氏が代表、自身が共同代表を務める政治団体「日本保守党」の公認候補となる方向。
河村氏は1993年衆院選で日本新党から初当選し、旧民主党などに所属した。当選5回。96年に小選挙区制に変わって以降は愛知1区を地盤とした。2009年の名古屋市長選で初当選し、現在4期目。地域政党「減税日本」の代表も務めている。
次期衆院選の愛知1区には自民党現職の熊田裕通氏(60)、立憲民主党現職の吉田統彦氏(49)=比例代表東海ブロック=、日本維新の会新人の山本耕一氏(47)も出馬を予定している。