カメの体重のユニークな量り方をXに投稿したのは、三重県にある道の駅ウミガメ公園(@umigame_kouen)。はかりの上には、カメの“手足”が地面に着かないよう、何やら筒状のアイテムが使われていました。
道の駅ウミガメ公園に話を聞きました。
ーー三重県にもウミガメがいるのですか?
「はい、三重県の沿岸にもウミガメは生息しており、主に七里御浜沿岸で、漁具に迷い込んだウミガメの保護活動を行っています。毎年10〜30頭のウミガメを保護し、無事に海に戻しています」
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ーー体重測定しているカメは何というカメでしょう?
「これはヒョウモンガメというリクガメの仲間で、生後1年ほどの個体です。カメが動いたりすると正確に体重を量るのが難しいので、このように筒の上に乗せ、身動きがとれないようにして測定しています」
ーー決まったエサの量でも太ってしまうことがあるのですか?
「ヒョウモンガメは運動量の多いカメなので、十分に運動できないと太ることがあります。エサの量よりも運動不足が肥満に繋がる可能性が高いですね。もちろん、太りすぎはよくないので、広いスペースで運動させるように気をつけています」
この投稿には「コアラのはかりかた以来の目から鱗です!」「シフォンケーキ冷やす時と一緒です」「見事な手も足も出ない」といったコメントが寄せられ、「いいね」は3.1万件にもなりました。
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道の駅ウミガメ公園は、全国で唯一ウミガメ保護施設が併設する道の駅で、野生で傷付いたウミガメの保護や野生復帰、繁殖にも取り組んでいるそうです。入場無料の施設で、どなたでもウミガメを観察することができます。ぜひ足を運んでみてください。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)