きのう、福井県の沖合で女性の遺体が見つかり、海上保安庁は石川県能登地方を襲った豪雨との関連を調べています。
きのう午後4時すぎ、福井港の西およそ40キロの沖合で、遺体が漂流しているのを近くにいた漁船が見つけました。遺体は身長およそ150センチの女性で、服は身に着けていましたが年齢は分かっていません。
発見した船の船長は「漁を終えて帰ってくるときに、人みたいな物が浮いていて性別も分からなかった」と話しているということです。
福井海上保安署は、先月21日に石川県能登地方を襲った豪雨による不明者との関連を調べています。
大雨の被災地では、少しずつ日常を取り戻す動きも出ています。
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輪島市町野町の小中学校では、大雨で床上浸水し、復旧のめどが立たないことから、きょうから隣接する能登町の授業が再開されました。
町野小学校 井上千佳校長
「子どもたちも不安だったと思うけど、(柳田小の)たくさんの子どもたちと一緒に勉強できるのでありがたい」
子どもたちは当面の間、スクールバスで隣町への通学を続けます。
一方、能登半島地震の発生からきょうで9か月。被災地は豪雨による被害も重なり、生活再建はさらなる遅れが懸念されています。
石川県などの審査会はきのう、新たに11人を災害関連死に認定し、能登半島地震による死者は412人に上る見通しです。
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