Googleの折りたたみスマートフォン「Pixel 9 Pro Fold」は、畳んだ際の厚みが10.5mmという驚異的な薄さを実現しました。しかし、Googleより薄い折りたたみスマホをXiaomiが中国で販売しています。同社の「MIX Fold 4」は、厚みがわずか9.47mmと、Pixel 9 Pro Foldよりも1mm薄いのです。
Xiaomiがコンマ2桁の数字までこだわるのは「9.5mm」と「9.47mm」では印象が異なるからでしょう。畳んだときの本体サイズは縦横が約159.37×73.1mm、重量は226gまたは228gとなっています。重さの面でもPixel 9 Pro Foldよりかなり軽くできています。畳んだ状態で使う外側ディスプレイの画面サイズは6.56型（2520×1080ピクセル）で、アスペクト比は21:9です。1600万画素のインカメラも内蔵しています。
背面を見ると、Leicaロゴのカメラが目立ちます。カメラは5000万画素の広角、5000万画素の2倍望遠、1000万画素の5倍望遠、1200万画素の超広角と4つを搭載しています。カメラバンプの出っ張りがやや気になるものの、これだけの性能があればメインのスマホとして十分使えます。
畳んだときの9.47mmという厚さはとても薄く、ディスプレイの角を丸めた形状であることから、持った瞬間に「これは普通のスマートフォンでは？」と勘違いしてしまいます。ケースを装着したスマホは1cmくらいの厚さになるものも大半ですから、折りたたみスマホを持っているという感覚にはなりません。
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本体を開くと7.98型（2488×2224ピクセル）の大型ディスプレイが現れます。輝度も最大3000ニトと明るく、屋外での使用も問題ないでしょう。SoCには「Snapdragon 8 Gen 3」を搭載しているので動作もきびきびしています。
開いたときの厚さは4.59mmと、これも薄いです。ここまで薄いと「USB Type-C端子がよく納まるな」と感心してしまいます。開いたままノートなどに挟む極薄タブレットとしても使えるでしょうね。
Xiaomiの横折りスマートフォンはこれで4世代目となります。過去モデルを含め、中国でのみの販売となっていますが、ここまで完成度の高い折りたたみモデルだけに、グローバルでの販売も視野に入れてほしいものです。
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