● アストロズ 2−5 タイガース ○
<現地時間10月2日 ミニッツメイド・パーク>
ヒューストン・アストロズがワイルドカード3番手のタイガースに2連敗。8年連続のポストシーズンはワイルドカードシリーズで敗退となった。
初戦を落とし、後の無いアストロズは今季11勝の右腕ハンター・ブラウンが5回までわずか1安打、8奪三振と快投。しかし、打線はブルペンデーのタイガース投手陣を攻略できず、5回終了で両軍スコアレス。ブラウンは6回表の先頭打者メドウズにソロ本塁打を浴び、先制点を献上した。
1点を追う7回裏、5番手右腕ジョーブから死球と連打で無死満塁の絶好機を作った。代打ジョン・シングルトンが一二塁間へ強烈なゴロを打つと、一塁手トーケルソンに好捕されるも、本塁送球が悪送球となって同点の走者が生還。続く1番ホセ・アルテューベが犠飛を放ち、逆転に成功した。
ところが直後の8回表、3番手ライアン・プレスリーが一死一、三塁のピンチを招くと、暴投で同点に追いつかれ救援失敗。なおも二死一、二塁という状況で守護神ジョシュ・ヘイダーを前倒し起用するも、四球で満塁とし、代打イバネスに走者一掃の適時二塁打を浴びて3失点。その後2イニングをパーフェクトに抑え込まれ、逆転負けを喫した。
直近7年全てのポストシーズンでチャンピオンシップシリーズまで駒を進めていたアストロズだったが、今季は元監督A.J.ヒンチ率いるタイガースに連敗。レギュラーシーズンでア・リーグトップ打率を記録した打線は3冠左腕スカバルと強力ブルペン陣の前に沈黙。本拠地ヒューストンで敗退が決まった。
なお、3戦目に先発登板が予定されていた菊池雄星は試合途中からブルペンで投球練習を進めたが、登板の無いままシーズン終了。MLB6年目の今季はブルージェイズで開幕を迎え、通算32先発で9勝10敗、防御率4.05、キャリアハイの175回2/3を投げて206奪三振という成績。7月末のトレード期限でアストロズに加入してから10試合で5勝1敗、防御率2.70の活躍を収め、地区4連覇に貢献した。今オフはFAとなる。