「世界最小」ルービックキューブが登場、通常サイズの1000分の1 価格は?

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2024年10月04日 08:31  ITmedia ビジネスオンライン

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ルービックキューブって、いま人気なの?

 世界最小の公式ルービックキューブが誕生した――。商品名は「究極最小ルービックキューブ -0.50cm 超精密金属製-」で、バンダイナムコグループのメガハウス(東京都台東区)が10月3日に発表した。


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 ルービックキューブ50周年を記念して開発された同商品は、1辺が約0.5センチ、通常の約1000分1サイズで展開する。価格は、77万7777円。


 本体の各マスの長さは、約0.16センチと世界最小の公式ルービックキューブで、通常の製品と同じように動かせる。精密切削加工を得意とする入曽精密(埼玉県入間市)の技術協力のもと、100分の1ミリサイズの高精度微細切削加工技術により、可動できるようにした39個のパーツを専用の器具で加工し、手作業で組み上げた。


 また、白面の中央には「RUBIK'S」のロゴマークを極小サイズで彫刻した。付属の台座はアルミニウム製で「ルービックキューブ ver.3.0」の1面の大きさに合わせ、文字彫刻とシリアルナンバーを刻んでいる。


 国内では10月3日よりプレミアムバンダイと一部の店舗にて受注を開始し、2025年4月に発送する。アジア圏での展開も予定している。


●ルービックキューブの過去と現在


 ルービックキューブの原型が誕生したのは、ハンガリーである。建築学の教授、エルノー・ルービック氏が3次元幾何学を学生に説明するために木で制作したところ、あることに気付いた。それぞれの面に違ったカラーリングを施し、回転する仕組みを設けたところ、それを元に戻すことが難しいことが分かったのだ。


 そこで、立体パズルを「マジックキューブ」(1977年)という名称で販売することに。想定以上に売れたこともあって、その後「ルービックキューブ」と名前を変えて世界で展開した。


 日本に上陸したのは、1980年7月のこと。海外では2年間で1億個以上も売れていたこともあって、日本でもわずか8カ月で400万個以上も売れたという。その後、何度かブームを繰り返し、直近ではコロナ禍の巣ごもり需要を受けて、売り上げを大きく伸ばしている。



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