【Wi-Fiルーター】最新規格「WiFi 7」対応モデルも この夏〜秋登場のおすすめ新製品3モデル【2024年10月版】

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2024年10月04日 11:40  Fav-Log by ITmedia

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バッファロー WXR9300BE6P(出典:Amazon)

 近年では、スマートフォンやパソコン、タブレット、ゲーム機など、家庭内で使用するWi-Fi機器がどんどん増えています。さらに在宅勤務によるリモートワークやオンライン授業・リモート学習も普及しているため、Wi-Fiルーターは家庭の必需品と言えます。

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 現在、Wi-Fi規格の主流は「Wi-Fi 6」や「Wi-Fi 6E」となっており、扱いやすい対応モデルが出そろっています。また、新世代の規格である「Wi-Fi 7」の対応モデルも続々と登場しており、さらに快適な通信ができるため、現在使ってるWi-Fiルーターが数年前の機種ならば買い替え時かもしれません。

 今回はWi-Fiルーターの中から、この2024年夏から秋に発売されたモデルを紹介します。

●主流はWi-Fi6や6Eだが、最新のWi-Fi 7製品もおすすめ

 Wi-Fiルーターを選ぶ際には、まずWi-Fi規格を決める必要があります。現在主流になっている規格は「Wi-Fi 6」や「Wi-Fi 6E」です。Wi-Fi6は2.4GHzと5GHzの2つの周波数に対応していますが、Wi-Fi6を拡張した規格であるWi-Fi6Eはその2つに加えて6GHz帯域の3つに対応しているのが特徴(メーカーによって、非対応のルーターもあります)。同時に使用できるチャンネルが増え、安定性や速度の向上が期待できます。

 新しい規格である「Wi-Fi 7」は、Wi-Fi 6/6E をベースに、通信効率や接続の安定性が改善されたものです。MLO(Multi-Link Operation)に対応しており、2.4GHz/5GHz/6GHzの3つの周波数帯のうち複数の周波数帯を同時に利用できます。これにより通信容量が拡大し、通信速度が向上。また、干渉波の影響が少ない通信帯域を利用できるので、通信の安定化も期待できます。

 2024年10月現在、製品の主流となっているのはWi-Fi6や6Eの製品ですので、通信規格以外の性能面やブランドのイメージ、デザインなど、幅広い選択肢から製品を選びたいのであれば6/6Eのモデルがおすすめです。一方、Wi-Fi 7は対応製品がまだ多くはないので、ブランドや製品のスペックの選択肢が少ない状況です。しかし、1台のルーターを長く使いたいのであれば、最新規格であるWi-Fi 7対応のモデルを今すぐ購入するのも良いでしょう。

●Wi-Fi 7対応のデュアルバンドルーター

 WN-7D36QRは、アイ・オー・データ機器のスタンダードモデルのWi-Fiルーター。新規格の「Wi-Fi 7」に対応し、5GHzと2.4GHzの2つの周波数帯に対応したデュアルバンドルーターです。6GHz帯には非対応ですが、先述したMLOに対応しているため、より安定性が高く、高速に通信を行えます。

 通信速度は5GHzで最大2882Mbps、2.4GHzで688Mbpsとなっています。インターネット接続用のWANポートは2.5GbEに対応し、Wi-Fi 7の性能を生かした高速で安定した通信が可能。また、インターネット回線自動判別機能を搭載しており、付属のLANケーブルをインターネットポートにさすだけで、初期設定不要ですぐにインターネットに接続できます。

 同製品のリピーターモードには、Wi-Fi電波を中継する機能と、インターネット接続が可能なテレビやレコーダーにWi-Fiを接続できる機能が搭載されているため、中継機やコンバータとしても使用可能。公式ショッピングサイトのアイオープラザでの価格は1万6280円(税込)となっています。

●6000Mbps対応で、セキュリティ機能「SENSE」を搭載

 WRC-X6000GSD-Gは、6000Mbps(理論値)に対応したエレコムのWi-Fi 6ルーターです。セキュリティ対策機能として、F-Secureの「SENSE」を搭載し、1年ライセンスが付属。スマホやパソコンの不正アクセスや情報漏洩を防ぎ、テレビやゲーム機など、セキュリティソフトをインストールできない家電も守ってくれます。

 主な機能として、複数台接続に強いOFDMA、送信情報量をアップする1024QAM、複数台同時接続と通信が可能なMU-MIMO、スマホなど端末のバッテリーを長持ちさせやすいTWTなどを搭載。快適なWi-Fi環境を実現します。

 また、「ルーターモード」「AP(アクセスポイント)モード」の2モードに加え、「中継器通常モード」と「中継器離れ家モード」も搭載。法的に屋外利用が認められた帯域のみを利用しながら、離れた場所にあるルーターと中継器の間で通信ができます。エレコムダイレクトショップでの価格は1万9800円(税込)です。

●Wi-Fi 7の性能を引き出せるトライバンドモデル

 WXR9300BE6Pは、最新規格「Wi-Fi 7」対応のバッファロー製トライバンドルーター。2024年10月下旬出荷予定の最新モデルです。2.4GHz/5GHz/6GHzの帯域でそれぞれ2ストリームを備え、計6ストリームを利用できます。また、6GHz帯は320MHz幅通信に対応し、最大5764Mbps(理論値、以下同)、5GHz最大2882Mbps、2.4GHz最大688Mbpsの高速通信が可能です。

 3つの帯域を同時に利用する「MLO」により、Wi-Fi 7ならではのパフォーマンスを最大限に発揮可能。それぞれの周波数帯を合算し、9334Mbps(理論値)の通信が可能です。また、干渉波を受けても影響のない通信帯域を利用し、遅延が起きにくくなるなど通信の安定化が期待できます。

 同製品は「3軸回転 外付けアンテナ」を搭載。設置環境に応じてアンテナを調節することで、効率良く電波を届けることができます。有線イーサーネットポートは最大10Gbpsに対応しており、10Gの光インターネット回線を契約していれば、回線性能を最大限活用可能。amazonでの価格は3万1480円(税込)、発売予定日は2024年11月5日となっています。

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