新規制委員が現地調査=審査長期化の再処理工場―青森

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2024年10月04日 20:01  時事通信社

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時事通信社

日本原燃の使用済み核燃料再処理工場の現地調査で、重大事故発生時に使う対処設備などについて同社幹部から説明を受ける原子力規制委員会の長崎晋也委員(右から4人目)=4日、青森県六ケ所村
 原子力規制委員会の長崎晋也委員は4日、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)を現地調査した。9月19日付で就任した長崎氏は原子力工学、放射性廃棄物処分が専門で、再処理工場に関する審査などを担当する。長崎氏は調査後、記者団の取材に「施設の全体像を把握できた。原燃から提出された内容は最新の科学と技術に基づいて審査していく」と述べた。

 現地調査では、地上部分が重大事故時の対処設備を保管する倉庫、地下部分は放射性物質の拡散防止対策などに使う貯水所になっている保管庫を確認。再処理工場とともに核燃料サイクルの中核に位置付けられ、原燃が2027年度中の完成を目指すウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料工場の建設現場も訪れ、同社幹部から説明を受けた。 

日本原燃のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料工場の建設現場を確認する原子力規制委員会の長崎晋也委員(左から4人目)=4日午前、青森県六ケ所村
日本原燃のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料工場の建設現場を確認する原子力規制委員会の長崎晋也委員(左から4人目)=4日午前、青森県六ケ所村
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