透明な「ベーコンチーズバーガー」を作ってみたら……? “衝撃の結果”が79万再生の人気 「狂気だ!」【米】

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2024年10月05日 12:03  ねとらぼ

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ねとらぼ

ベーコンエキスをベーコンの形に成形しオーブンへ

 透明バーガーを作ってみる動画がYouTubeに投稿され、79万回以上の再生、4万5000件を超えるいいねを集めています。


【画像】完成した“透明なバーガー”を見る


●ベーコンエキスにとろみを付けて焼く


 動画を投稿したのは、理論的アプローチによる実験的な料理法などを紹介するYouTubeチャンネル「The Food Theorists」。今回は、世界初という“透明ベーコンチーズバーガー”作りに挑戦します。


 YouTubeなどでは近年、透明な食品を作るのが流行しています。しかし、その多くはゼラチンを成形しただけのもので、味付けすらされていないものがほとんど。そこで、今回の動画では、透明なだけでなく味わいも再現していきます。


 まず着手したのはベーコンとケチャップの透明化です。ベーコンは焼いて油分を取り除き、1時間茹でてエキスを抽出します。一方のケチャップは、まずトマトスープを作り、そこに卵白を入れて不純物を吸着させます。卵白を取り除くと、透明に近いトマト味の液体が残りました。


 ベーコン味の液体とトマト味の液体に、それぞれコーンスターチでとろみをつけ、ベーコンエキスはベーコンの形に広げてオーブンで加熱します。トマトのほうは煮詰めて他の調味料で味を調整します。


●バンズに苦戦


 透明なピクルスはピクルス液をゼラチンでゼリー状に固めて作り、チーズは酵母とバターを使ってビーガン風の透明チーズを作りました。


 肝心のビーフパティは、牛肉のスープに卵白を入れて不純物を取り除いて透明に近いスープを得たら、やはりゼラチンで固めます。


 バンズは、水と片栗粉とコーンスターチを煮てからオーブンで焼きましたが、なかなかうまくいきません。材料の比率や焼き方を変えてみましたが、ふっくらしたものはできず、サクサクした見た目の透明の板で手を打つことになります。


●気になる味は……?


 パーツがそろったところでいよいよ、透明ベーコンチーズバーガーを作ります。サクサクなバンズの上にゼリー状のビーフパティ、日焼けの後にむいた皮のようなベーコン、ゼリー状のチーズ、ゼリー状のピクルス、白濁したケチャップ、サクサクなバンズを重ねると完成です。


 ゼリー状の具材がほとんどなので、普通に食べると中身がぐちゃぐちゃとこぼれ落ちます。これをキレイに食べるには、ひと息に口に入れてしまうしかありませんが……?


 肝心の味は、作った本人によると「ピクルスと悪夢以外の味はしなかった」とのこと。自分を納得させたいのか、「口の中に長くあるほど良い味がしてくる」とも発言しましたが、ひと息に口に入れたときは思わずシンクに吐き出していました。


 また、味見をしたスタッフのひとりは、「プラスチックをかじったら、ウェットタイプのキャットフードの底にあるゼラチン上の物質が入っていた感じ」と表現。一方で、ピクルス好きだという人は、「ピクルスバーガーを求めているなら良い」と評し、おかわりを求めました。


 なお、このすべての作業には2日半かかったとのこと。今度は「透明なステーキディナーに挑戦する」と意気込みを見せていました。


●「人道に対する罪」「狂気」


 ほとんどの人にとっておいしくないであろう透明バーガーの誕生に、「これは人道に対する罪だ」「これこそ私がこのチャンネルに求めていた狂気だ!」「バンズが猫砂で作ったように見えるよ」「正直、気持ち悪い」などの反応が寄せられました。


 一方で、「少なくとも1人がおかわりしたくなるような透明なハンバーガーを作ったのだから、これは間違いなく成功です」と評価する声も上がっています。


※画像は「The Food Theorists」のYouTubeチャンネルより引用



このニュースに関するつぶやき

  • ふっくらさせるには細かい気泡が必要だけど空気と素材で光の屈折率が違う層が重なる為透明な素材を使っても乱反射がおこり白っぽく濁って見える。
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