【ワークマン】話題の“着る断熱材”「マミー型シュラフ」の推しポイントをキャンプ好きが紹介 広々設計&熱のムラが少なく全体が暖かい

5

2024年10月05日 19:20  Fav-Log by ITmedia

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Fav-Log by ITmedia

エックスシェルター断熱ムービングシュラフ

 ワークマンから今季登場した新素材、“着る断熱材”こと「X Shelter(エックスシェルター)」。本シリーズはアパレルがメインですが、変わり種としてシュラフ(寝袋)も展開されています。商品を入手しましたので、特徴を詳しく紹介します。

【その他の画像】

●“着る断熱材”を使用したシュラフが登場

 エックスシェルターは、今シーズンワークマンがイチ推しする新素材。特殊断熱シートと吸光&吸湿発熱わたを組み合わせたもので、家屋の断熱材にヒントを得て開発されています。軽量な上に抗菌・防臭効果があり、さらに5000g/平方メートル/24hもの透湿性も持ち合わせているのです。

 エックスシェルターを使用した商品は、ジャケットやベストなどアパレルがメインですが、変わり種としてシュラフもラインアップしています。アウトドアが好きな方にとっては非常に気になる商品ではないでしょうか。

●作りはややワイド 収納袋も大きめ

 本商品の正式名称は「エックスシェルター断熱ムービングシュラフ」。販売価格は9800円(税込、以下同)です。シュラフの形状はマミー型で、足元は立体設計となっています。本体サイズは約215(縦)×80(横)cmで、ワークマンのシュラフの中では最もワイドですので、大柄な方でも窮屈に感じることはないかと思います。

 中わたが片寄ったりずれたりしにくいためか、一般的なシュラフで見られるシングルキルトやボックスキルトのためのステッチがありません。縫い目がない分冷気が侵入しにくく、防寒性に有利な設計と言えます。なお、表地には耐久撥水加工が施されています。

 気になる保温力については、快適使用温度が5度、使用可能温度がマイナス1度、限界使用温度がマイナス16度(いずれもISO23537-1テストに基づく試験結果)となっています。

 暑さや寒さに対する耐性は人それぞれですし、環境によっても気温の感じ方は変わってきますが、真夏や極寒期を除く幅広いシーズンに活躍できそうなスペックです。

 付属の収納袋は、特殊断熱シートに負担をかけないようにするためか、やや大きめの作りとなっています。よって、本体を軽く丸めるだけで簡単にしまうことができます。

 収納袋にはコンプレッションベルトが付いていますので、必要に応じてコンパクトにできるのもうれしいポイント。なお収納時のサイズは約84(円周)×32(高さ)cmです。

●冷気をシャットダウンする細部の作りがすごい!

 本製品はマミー型ですので、頭まですっぽりと覆うことができます。さらにネックバッフルもありますので、首や肩周りの冷えを軽減してくれます。

 ファスナーは止水タイプです。この部分の防寒性を補うために、裏表にドラフトチューブが配置されています。面ファスナーで密着させられる点にも注目です。

●同等スペックのダウン系シュラフよりも暖かい

 ワークマンのシュラフの中で、本製品と同等の保温性を有するのが「エクストリームダウンシュラフ400」です。こちらの中わたはダウン50%、フェザー15%、吸湿発熱わた35%で、収納サイズには大きな違いがあります。

 携帯性を優先するなら化繊わたよりもダウンという鉄則は、この2つにも当てはまります。ちなみに実測重量は、エックスシェルター断熱ムービングシュラフが1420g、エクストリームダウンシュラフ400が1021g(いずれも収納袋込み)で、どちらもほぼ表記通りの重さでした。

 エックスシェルター断熱ムービングシュラフは、入った瞬間からエクストリームダウンシュラフ400よりも暖かく感じられます。大きめのシュラフは窮屈さがないという長所がある反面、広い分だけ内部が暖まりにくいというデメリットがあります。

 しかし、エックスシェルター断熱ムービングシュラフは足元だけ寒いといった熱ムラが少なく、全体的に保温性が高い印象です。

 一方、気温が高くなってくると特殊断熱シートの透湿性が追い付かないのか、エクストリームダウンシュラフ400よりも蒸れ感を強く感じます。とはいえ、どちらのシュラフもダブルファスナーを採用しているので、暑くなってきたら足元だけ開けて温度を調整することが可能です。

 まだ本格的な寒さの中でテストはできていませんが、本製品に使われている特殊断熱シートは、地面からの冷えを効果的に軽減してくれるのでは、と個人的には期待しています。

 いくら保温性に優れるハイスペックなシュラフでも、マットの断熱力が低いと背中からじわじわと冷たさが伝わり、深夜に目が覚めることもしばしば。しかし本製品なら予想以上に気温が下がってしまったとしても、朝まで快適に眠れるかもしれません。

 エックスシェルター断熱ムービングシュラフは、現時点でオンラインストアでの販売のみとなっており、予約受付は終了しています。通常販売分の入荷時期は未定となっていますが、販売がスタートした時はぜひ手に取ってみてください。

このニュースに関するつぶやき

  • 保温力、冬に短パン半袖ビーサンで観光してる外国人みたいな人にとっての-2℃なんかも?と思うと、日本人の中でも超絶寒がりのわたしは買うの怖い。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(2件)

ニュース設定