● フィリーズ 2−6 メッツ ○
<現地時間10月5日 シチズンズ・バンク・パーク>
ナショナル・リーグ東地区王者フィラデルフィア・フィリーズ、ワイルドカード3番手ニューヨーク・メッツによる地区シリーズが開幕し、初戦はメッツが逆転勝利。先発した千賀滉大投手(31)は2回1失点という投球だった。
シリーズ開幕投手として7月26日以来の復帰登板を迎えた千賀だったが、1番シュワバーに3球目フォーシームを振り抜かれ、先頭打者アーチを被弾。いきなり先制点を許すも、以降は無安打に抑えて2回裏には三者凡退。2回31球を投げて1安打、1四球、3奪三振、1失点という投球で降板した。
メッツは千賀の後を受けた2番手左腕デービッド・ピーターソンが3回無失点。元西武の3番手リード・ギャレットが6回裏から2回パーフェクトに抑え、1点ビハインドで7回を終えた。
打線はフィリーズのエース右腕ウィーラーに7回までわずか1安打、得点圏1度のみと封じ込まれるも、8回表にブルペン陣を攻略。2番手ホフマンから無死一、二塁の好機を作ると、2番マーク・ビエントスの適時打で同点とし、3番手ストラームから3番ブランドン・ニモが適時打を放って逆転に成功。さらに4番ピート・アロンソの犠飛、代打J.D.マルティネスの適時打など一挙5得点で試合をひっくり返した。
逆転直後の8回裏を4番手フィル・メイトンが無失点で繋ぎ、5点リードの最終回を5番手ライン・スタニクが締めて試合終了。ワールドシリーズ進出を果たした2015年以来、9年ぶりの地区シリーズで白星スタートを切った。