姑に家の合鍵を渡して大後悔。パートから帰ったら家の中が…/義実家・家族人気記事BEST

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2024年10月06日 09:00  女子SPA!

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女子SPA!

写真はイメージです(以下同)
 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「義実家・家族」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年10月13日 記事は取材時の状況)

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 嫁姑問題に頭を悩ませる女性は多いですが、中にはこんなバトルをしました……という人もいるようです。

「正直、結婚生活で唯一失敗だと思ったのが姑ですね」

 そう語るのは都内に住む主婦の中原美弥さん(仮名・34歳)。年上の旦那さんは教育関係の仕事をしており、東京郊外の高級住宅地にマンションを所有する中原さんは周りから見れば完璧な結婚生活でしょう。そんな中原さんと姑との間に一体何があったのでしょうか。

◆一人暮らしの姑を心配して、近所に住むことに

「そもそものきっかけは、結婚当初の夫の提案ですね。当時の姑は早くに義父が他界して一人暮らしをしていたんです。夫は2人兄弟なのですが、長男の家族は都心に引っ越して以来、全然実家に顔を見せにこないんです。夫の仕事先は都内なので住む場所はどこでも良かったのですが、夫は『母を1人にするのは可哀想だから』と実家の近くに住むことを熱望したんです」

 ちょうど、同じタイミングで新築マンションの入居募集があったという中原さん。あれよあれよという間に夫の実家の近くに引っ越しが決まったといいます。

「最初は『困ったことがあったらいつでも言ってね〜』と言ってくださるような感じの良い姑さんだと思ったんです。そんなある日、幼稚園の息子が園の遊具から落ちてケガをしたんです。ケガ自体は捻挫程度だったのですが、『すぐに迎えに来てください』と連絡がありました。ちょうど、その時私は自分の実家のお墓参りに行っていてすぐに迎えに行けない状態。

 それでもすぐに戻ることを夫に伝えると『母を迎えに行かせようか?』と言ってきたんです。姑の家は幼稚園からも近いし、ケガの様子も気になったのでとりあえずお願いすることにしました。その後、急いで病院に迎えに行ったのですが2人を病院で待たせてしまったみたいで……。それを旦那に話したら『もしまたこういうことがあったら困るから母に家の合鍵を渡しておこう』と提案されたんです」

 夫の提案に渋々、鍵を渡すことを承諾した中原さん。しかし、これが大きな間違いだったのです。

◆勝手に部屋を掃除&小言にイラッ

「息子が小学生になった頃、私も働きに出たいと思い週に3回ほどパートを始めることになったのです。それを姑に伝えたところ、『じゃあ子供の面倒を見るわよ』と言われたのですが、さすがに悪いので断りました。すると翌週、信じられないことが……。

 私がパートから帰ると、明らかに誰か入った形跡があり部屋が掃除されているんです。もしかして姑が勝手に入って掃除した……? まさかと思い聞いてみると『入ったわよ〜。それよりあなた部屋をもう少し片付けなさい。あんなにチラシをためこんで……』と言われてしまい、何も言い返せなくなってしまいました。

 夫にも相談しましたが、夫は昔から親に部屋を掃除させる人なので『別にいいんじゃない?』とあっけらかんとしていてムカつきましたね。でも、その日以来、断っても姑が勝手に部屋に入り部屋を掃除するようになったのです……」

 初めはあまり強く言えなかったという中原さん。しかし、ついに堪忍袋の緒がキレるような出来事が起きたのです。

◆留守の間に引き出しの中身まで見られていた

「その日もパートから帰るといつものように部屋が掃除されていました。またか……と思いイライラしているとちょうど姑から電話がありました。要件を聞くと『なんでバザーのこと私に言ってくれないの!』といきなり怒鳴られました」

 保護者が出し物をする小学校のバザーに参加したいと美弥さんに言ってきたそうです。

「保護者しか出せないんですよ、と適当になだめて電話を切ったのですが、問題はバザーのプリントが入っていた場所。リビングに引き出しに入れていて、出しっぱなしにしていたわけでもないのに……まさか引き出しを開けて見たの? 信じられないと思いましたね……」

 その日以来、度々引き出しの中の配置が変わっていることに気付いた中原さん。何度注意しても聞き入れてもらえず、ついに鍵を変える決意をしたといいます。

◆長電話につき合わされてウンザリ

「新築マンションで鍵を変えるとすごく値段がかかってしまうのですが、姑は一向に鍵を返してくれる様子もないので鍵を紛失したことにしてドアノブごと変えました。姑はブツブ言っていましたが、私も息子の習い事が増えたのでパートをやめると伝えるとすんなりと引き下がってくれました。

 でも、それから暇なのかことあるごとに家に電話してくるようになったんです。話す内容は趣味で習っている社交ダンスの人の愚痴だったり、しょうもない話ばかり。話し相手がいなくて寂しい気持ちは分かるんですが、私もお姑さんと電話するためにパートをやめたわけじゃないし……。電話に出ちゃうと1時間ぐらい切らせてもらえないので、家電の着信音を姑だけ変えて最近は居留守を使うようにしていますね……」

 今なら「姑から離れていった義兄とお嫁さんの気持ちが分かります」と語る中原さん。今日も中原さんは姑からの電話の着信音におびえているようです。

―シリーズ「嫁姑バトル」―

<文/結城>

【結城】
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer

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