子どもから大人まで楽しめる映画祭、「キネコ国際映画祭」(キネコ・フィルム、東京)が10月31日(木)〜11月5日(火)まで、東京の二子玉川で開催される。第31回を迎えた今年のテーマは「PLAY&PRAY FOR PEACE〜せかいからあらそいがなくなりますように〜」。ウクライナなど海外から多くの映画監督・関係者が集う。
世界中から集められた映画を、子どもたちの年齢に合わせたプログラムで上映する。コンペティション上映では、23カ国から60作品、0〜12歳を対象とした幅広いテーマ作品がそろう。過去最多の日本映画に加え、例年以上にアジア作品も数多く上映。ドキュメンタリー部門も新設されている。
ウクライナからは、映画監督のキラ・メルニチュックさんが来日。戦争開始直後から撮影された『失われたもの』が上映される。平和で平穏なごく普通の生活を送っていた少年が、新たな環境に適応したり、何かを失うことの痛みを経験したりする物語。メルニチュックさんは「われわれウクライナ人は、毎日何が起きるかわからない不安と隣り合わせの状態で生活をしています」とその背景を説明している。
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また海外の映画を上映する際、スクリーン横で声優たちが生吹き替えを行う“ライブ・シネマ”プログラムを一部作品で実施。字幕が読めない子どもたちも映画が楽しめる人気企画だ。
チケット料金は一般1200円、子ども700円。10月24日(木)からキネコ国際映画祭ホームページでWEB販売スタートする。