プレミアリーグ第7節が6日に行われ、アストン・ヴィラとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。
ウナイ・エメリ監督率いるアストン・ヴィラは、前節終了時点で4勝1分1敗の勝ち点「13」を獲得。今季もプレミアリーグの上位争いに食い込んできそうな気配を漂わせている。それだけでなく、41年ぶりの参戦となったCLでも、ヤングボーイズとバイエルンを破って2連勝を記録。イングランド国内だけでなく、欧州全体を通しても屈指の完成度を見つけているチームだ。
対峙するのはマンチェスター・ユナイテッド。イングランド最大規模のビッグクラブとして知られているものの、近年は低空飛行を続け、エリック・テン・ハフ監督体制3年目の今季も、ここまで2勝1分3敗と勝ち点「7」の獲得にとどまっている。上位戦線に食いつくためにも、ここで勝ち点を譲るわけにはいかない。
そんな両チームの対戦は、立ち上がりの8分にホームチームがチャンスを構築。中央を破るパスでペナルティエリア手前のオリー・ワトキンスにボールが渡ると、落としを受けたモーガン・ロジャースが右足を振り抜いたが、この一撃はサイドネットへ。直後の9分にはアストン・ヴィラにアクシデントが発生。自陣右サイド低い位置でボールを繋ごうとしたエズリ・コンサがラスムス・ホイルンドに倒されると、そけい部の辺りを抑えて倒れ込む。プレー続行は不可能となり、代わってジエゴ・カルロスが送り出された。
アストン・ヴィラは20分にも、左から中央へカットインしたモーガン・ロジャースがミドルシュートでゴールを脅かすシーンを作る。マンチェスター・ユナイテッドはボールを握る時間はあれど、アストン・ヴィラ守備陣を攻略しきれない時間が続き、前半はこのままスコアレスで終了した。
後半に入ると、マンチェスター・ユナイテッドはヌサイル・マズラウィ、そして前半終盤に負傷したハリー・マグワイアを下げて、マタイス・デ・リフトとヴィクトル・リンデロフを投入。最終ラインの人選に変更を加えると、立ち上がりの49分にはこの日最大の決定機を創出。左サイドからカットインしたマーカス・ラッシュフォードが思い切り良く右足を振り抜くと、シュートは枠を捉えたが、ここはGKエミリアーノ・マルティネスのビッグセーブに阻まれた。
その後、アストン・ヴィラはワトキンスやユーリ・ティーレマンスらがゴールに迫る場面を作るも、仕留めることはできない。対するマンチェスター・ユナイテッドも68分、出場停止処分が取り消しとなってこの日も先発に名を連ねたブルーノ・フェルナンデスが、クロスバー直撃のフリーキックを放つ。両チームともに幾度となくチャンスを作り出したものの、試合終了の笛が鳴るまでゴールネットが揺れることはなく、スコアレスドローで終了した。
この後、欧州各国主要リーグはインターナショナルマッチウィークに突入。次節は19日に行われ、アストン・ヴィラは敵地でフルアムと、マンチェスター・ユナイテッドはホームでブレントフォードと、それぞれ対戦する。
【スコア】
アストン・ヴィラ 0−0 マンチェスター・ユナイテッド
【得点者】
なし