10月7日は「ミステリー記念日」。
世界初のミステリー小説とされる『モルグ街の殺人』の作者エドガー・アラン・ポーの命日が由来の記念日です。
ミステリーはアニメでも人気のジャンルの一つ。奇想天外な事件や癖の強い探偵、予想ができない犯人など、視聴者をドキドキさせる要素が盛り沢山です。お気に入りのミステリーアニメがあるという人も多いのではないでしょうか。
そこでアニメ!アニメ!では「好きな“ミステリー”アニメといえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。9月25日から9月28日までのアンケート期間中に122人から回答を得ました。
男女比は男性約30パーセント、女性約65パーセント、無回答が約5パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約55パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。
■2024年放送の最新作もトップ10入り!
第1位
1位は『名探偵コナン』。支持率は約36パーセントで、昨年に続いてトップでした。
「主人公の江戸川コナンだけでなく、西の高校生探偵の服部平次や警察関係者、さらには元の姿に戻った工藤新一など、探偵役がたくさんいるので飽きることがない。眠りの小五郎がたまに自力で謎を解くのが好き」や「各エピソードで描かれる事件を推理する楽しみはもちろん、まだ明かされない秘密があったり、敵か味方かわからない登場人物が現れたりと、シリーズ全体で描かれる謎解きも面白いから」と個性豊かなキャラクターや予期せぬ展開を楽しんでいるファンから投票を集めました。
「新一と蘭の初心な恋愛にキュンキュンさせられます!」や「高木刑事と佐藤刑事の大人の恋を見守っていました」とミステリーだけでなくラブストーリーに注目している視聴者も目立っています。
第2位
2位は『文豪ストレイドッグス』。支持率は約13パーセントで、こちらも昨年と同順位です。
本作は異能アクションですが、探偵役のキャラクター・江戸川乱歩の存在が票を集めた理由です。読者からは「江戸川乱歩が持つ異能・超推理はメガネをかけただけで事件の真相がわかるという、反則級の能力。ここまでの推理力を持ったキャラはなかなかいないのでは」や「推理をするときに目が開くのがカッコイイし、能力に隠された秘密にも驚いた」といったコメントが。知恵者同士のヒリヒリとした掛け合いに引きこまれるタイトルが今年も上位に入りました。
第3位
3位は『金田一少年の事件簿』。支持率は約7パーセントで、トップ3は昨年と同じタイトルが並んでいます。
「誰もが知る名探偵・金田一耕助の孫・金田一一(はじめ)が主人公。舞台が孤島だったり館だったりと不気味な場所で起こる事件に背筋が凍ります」や「スリルを味わえる本格的なミステリーと、ギャグパートの落差が最高。どんな難事件にも真っ向勝負な一ちゃんがカッコイイ」と“じっちゃんの名にかけて”の決め台詞も有名な人気作がランクイン。
「毎回手の込んだトリックを仕掛けてくるので、謎解きの説得力がある」や「犯人側にも悲しい過去があるところが興味深い」と犯人のバックボーンもストーリーを盛り上げています。
■そのほかのコメントをご紹介!
『薬屋のひとりごと』には「宮中で起きた事件を薬屋の主人公が解決していきますが、ただのミステリーとは異なり毒が鍵を握っているところが個性的。ときには感動エピソードもあり、後宮の豪華絢爛な雰囲気にも目を奪われます」。
『アンデッドガール・マーダーファルス』には「ファンタジーとミステリーの融合っぷりが丁度良い塩梅。主人公・輪堂鴉夜の推理の間に挟まる真打津軽の小噺も大好き」。
『五等分の花嫁』には「メインのラブコメ要素も魅力的ですが、物語の始まりは結婚式のシーンで“花嫁は五つ子の中の誰なのか?”を解き明かすミステリー要素が、『五等分の花嫁』の個性であり、他にはない面白さだと思っています」。
『鴨乃橋ロンの禁断推理』には「天才探偵とバカ正直刑事の凸凹コンビぶりが痛快」や「ついに第2期がスタートするということで、今度はどんな謎がロンを待ち受けているのか期待しています!」と最新作の放送直前の作品にも投票がありました。
2024年版ではトップ3は昨年と代わらなかったもの、『小市民シリーズ』や『鴨乃橋ロンの禁断推理』、『薬屋のひとりごと』など、2024年放送のタイトルもトップ10に食い込む結果となっています。
■ランキングトップ10
[“ミステリー”アニメといえば? 2024年版]
1位 『名探偵コナン』
2位 『文豪ストレイドッグス』
3位 『金田一少年の事件簿』
4位 『小市民シリーズ』
5位 『鴨乃橋ロンの禁断推理』
5位 『氷菓』
7位 『薬屋のひとりごと』
8位 『アンデッドガール・マーダーファルス』
8位 『虚構推理』
10位 『ひぐらしのなく頃に』
10位 『レイトン ミステリー探偵社 〜カトリーのナゾトキファイル〜』
(回答期間:2024年9月25日〜9月28日)
■投票があった全タイトル
[“ミステリー”アニメといえば? 2024年版]
『名探偵コナン』
『文豪ストレイドッグス』
『金田一少年の事件簿』
『小市民シリーズ』
『鴨乃橋ロンの禁断推理』
『氷菓』
『薬屋のひとりごと』
『アンデッドガール・マーダーファルス』
『虚構推理』
『ひぐらしのなく頃に』
『レイトン ミステリー探偵社 〜カトリーのナゾトキファイル〜』
『Another』
『DEATH NOTE』
『ID: INVADED イド:インヴェイデッド』
『SPY×FAMILY』
『うみねこのなく頃に』
『オリビアちゃんの大冒険』
『サマータイムレンダ』
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
『【推しの子】』
『岸辺露伴は動かない』
『銀魂』
『五等分の花嫁』
『探偵はもう、死んでいる。』
『美少年探偵団』
『僕だけがいない街』
『憂国のモリアーティ』
(回答期間:2024年9月25日〜9月28日)
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。