前回からの続き。私はアユ(40)夫のダイキ(42)と息子のサク(6)と暮らしながらパートタイムで働いています。
サクは環境の変化が苦手です。幼稚園に入園したときは毎日大号泣。その後も進級するたびに落ち着かず、イベントも苦手で私や夫がサポートしてきました。夫のダイキには、同じような個性を持った弟さんがいます。そのためサクの個性に関して夫の理解があり、協力してくれるので助かっています。小学校入学にあたり、事前に学校には連絡してできるだけサポートしてもらうようお願いしていました。ところが、ゴールデンウィークが終わったころ、担任の田畑先生が冬頃に産休に入ると発表があったのです。私たち夫婦は週末義実家にお邪魔する際に、サクのことを相談しようと思いました。
サクは義母、義父にしっかり遊んでもらって大はしゃぎ。
遊び疲れたサクが別室で昼寝をはじめたタイミングで、私は義両親に田畑先生のことを話すことにしました。
|
|
そしてダイキは、弟の面倒をみるのが当時の自分には大変だったことを話しました。すると、義父、義母は顔を見合わせて言うのです。
「ダイキには本当に頑張ってもらったね。ユウジがダイキのこと大好きで。学校でもお兄ちゃんのサポートのほうが安心するだろうって、先生からの提案だったんだよ」
この話が初耳だったダイキは驚きます。
ダイキの弟、ユウジさんは何か機会があると、まとまった金額のお金を包んで渡してくれます。サクの入学のときもそうでした。こんなに受け取れません、と伝えると、にっこり笑って「世話になりましたから」と言うのです。
義両親に相談してよかった。
なぜなら、私たちは田畑先生を信頼しているあまり、田畑先生に親子で依存している状態になっていると気づけたから。
|
|
学校はサクだけの居場所ではありません。
学校側にだってご都合があるでしょう。
ただでさえ忙しそうな先生たちに、大きな負担をかけるのは本意ではありません。
かといってサクが不安定な状態で学校に行けば、周りにも迷惑をかけてしまう可能性があります。
今すぐは難しいかもしれない。
|
|
それはサクの成長にもつながるはず。
私たちはそういう気持ちでこれからの日々を過ごしていきたいと思います。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・もえこ 作画・善哉あん 編集・石井弥沙