前回からの続き。私(エマ)は夫(ユウイチ)と保育園児の息子(ナオキ、2歳)の3人で暮らしています。結婚当初から義母が親戚の作っているお米を送ってきてくれます。ただ虫がニガテな私にとって、小さな虫が無数に混じっているお米を食べるのは苦痛でしかありません。夫に強いられつづけて我慢の限界を迎えた私は、ナオキを連れて実家に帰りました。私を罵倒する夫に、両親も「もう離婚でいいじゃない」と言ってくれたのです。
夫は「姉ちゃんたちもこのお米で育った」「結婚後も家族で食べている」と怒っていました。けれどお義姉さんによると、2人とも「今は送ってもらっていない」そうです。夫はきょうだい3人でメッセージのやり取りをしあったようで……。
お義姉さんたちはそれぞれ旦那さんの要望を聞いて、最終的にお米を送ってもらうのを止めたそう。そこにはきっと夫婦での話し合いや歩み寄りがあったのでしょう。しかし考えを曲げない夫には、私の話を聞くという発想すらなかったのです。
振り返れば義母からお米が届くたび、私は自分の気持ちを否定しつづけられているように感じました。お米の件はあくまで表面的な離婚理由にすぎません。私の気持ちにまったく歩み寄ろうとしない夫に限界を感じたのです。
|
|
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子