石破茂新総裁と美人秘書の「不都合な真実」ファーストレディの言い分は?

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2024年10月07日 23:10  日刊サイゾー

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日刊サイゾー

今週の注目記事・1「石破茂新総理を操る2人の“女帝”」(『週刊文春』10/10日号)「包容力なき雄弁家『石破茂』研究」(『週刊新潮』10/10日号)
同・2「小泉進次郎新選対委員長に阿川佐和子が直撃!」(『週刊文春』10/10日号)
同・3「10・27総選挙当落予測」(『週刊文春』10/10日号)「10・27総選挙 石破自民党惨敗『53議席減』そしてまさかの高市新党」(『週刊ポスト』10/18・25日号)
同・4「楽天盗塁王小深田大翔(29)が北川景子似人妻を盗んでいた!」(『週刊文春』10/10日号)
同・5「処方箋はここを見ろ!現役薬剤師が懺悔告白『調剤ミスは日常茶飯事です』」(『FLASH』10/15日号)
同・6「大谷翔平&真美子夫人は『悲願のポストシーズン』をどう戦うべきか」(『週刊新潮』10/10日号)
同・7「ベッツが語るショウの素顔」(『ニューズウィーク日本版』10/8日号)
同・8「中核派全学連 初の女性トップは上皇陛下の“後輩”という衝撃」(『週刊新潮』10/10日号)

【巻末付録】ポストのSEXYグラビア採点!

 今週は現代が合併号でお休み。このところそれが当たり前になってきたので、私は少なからず危機感を持っているのだが、今週も順位なし。

 ところで、先週土曜日に映画『シビル・ウォー』を観てきた。4月に全米で公開されると2週に渡り全米1位の興行収入を獲得したという話題の映画である。

「3回目の任期を迎えるために憲法改正を行なったアメリカ大統領の横暴に対抗するため、テキサス州とカリフォルニア州が同盟を組んで武装蜂起。血で血を洗う“内戦(シビル・ウォー)”が勃発してしまったアメリカを舞台に、ワシントンD.C.のホワイトハウスに立てこもる大統領にインタビューを行おうと最前線を目指す4人のジャーナリストたちの旅路を描いている」(現代ビジネス10月6日 9時0分)

 脚本と監督を務めたのはイギリス出身のアレックス・ガーランド。初っ端のニューヨーク市内で、政府に抗議する民衆へ、軍隊と見せかけてFBIが発砲するシーンから、効果音がものすごい迫力のスリリングな物語である。

 なぜ、各州が政府に反逆してワシントンのホワイトハウスへなだれ込むのか、丁寧な説明はないが、現在のアメリカの分断状況がエスカレートすれば、このような事態になるかもしれないという近未来を予告しているのだろう。

 蜂起し武装した民衆とともにホワイトハウスを目指すのは3人のジャーナリストと20代の若い女性カメラマン4人たちである。

 まるで、ヒットラー時代のナチのような惨状が延々描かれる。

「ガーランド監督には、対話の不完全さと隣り合わせで描きたかったもうひとつのメッセージがある。それは“ジャーナリズム”だ。
本作にはケイリー・スピーニー演じるジェシーという若いジャーナリストがメインキャラクターの1人として登場する。彼女は、キルステン・ダンスト演じる先輩ジャーナリストのリーらと疑似家族とも言える関係を築きながら、崩壊するワシントンD.C.に迫っていく。
『ジェシーというキャラクターにはジャーナリズムへの想いが強く集約されています。彼女は劇中で内戦の惨状を淡々とカメラに収めていきます。そこには彼女自身による戦争へのバイアスや分析は介在しません。戦地の惨状を切り抜いた写真を見て人々がそこに想いを馳せる。これは“古い時代のジャーナリズム”を表現したものであり、だからこそ彼女はデジタルカメラではなく35ミリのスチールカメラを握っているのです。思うに60年代から80年代にかけてのルポルタージュとはそういうものだったと思います。
劇中、若い世代の代表であるジェシーはそうした時代のジャーナリズムの体現者になっていくのですが、これは古い世代から新しい世代への交代であり、古き良きものを根に持った彼女のほうがベテランジャーナリストのリーより優れているのでは、というメッセージでもあります。これは私自身が年を重ねたことで自分の気持ちや願いをダイレクトに物語に投影した部分も大きいと思います』
そんなジャーナリストたちを主役に据えた理由について、ガーランド監督はジャパンプレミアでこうも述べている。
『今の世の中で顕著になった変化のひとつに“ジャーナリストが敵視されがちになった”ということがあるように思います。これは腐敗した政治家たちがジャーナリズムを矮小化しようとしているからでしょう。
今様々な国では、ジャーナリストたちがデモを行なっている人々を取材しようとして唾を吐きかけられたり、言葉のみならず肉体的な暴力まで浴びせかけられたりするといった事態が頻発していますが、これは本当に狂気の沙汰です。国を守るため、我々の自由な生活を守るためにジャーナリズムは必須です。だからこそ、この映画では彼らをヒーローとして描きました』」(同)

 古臭いジャーナリストたちと、分断されたアメリカ。最後に大統領は射殺されるのだが、命乞いをする姿は滑稽でさえある。

 なんとなくその顔が石破茂首相に似ている気がしたのは、私の目の錯覚だったのだろうか。

 ここまでアメリカの分断は深刻ではないと思うか、いやいや、これは絵空事ではないと思うかは見た人の想像力に任せるが、私は、いつアメリカ、否、この国で起きても不思議ではないと、帰り道、屋台のラーメンをすすりながら思った。

 さて、まずは、我々世代には懐かしい「中核派」の話からいこう。

 中核派といえば60年代70年代の血なまぐさい革マル派との抗争を思い出すが、今でも健在のようだ。

 その中核派全学連の委員長に弱冠25歳のうら若き乙女が就いたというのである。
それも、学習院大学文学部に在学中(現在は休学)で、かつて上皇が主将をつとめていた馬術部にいたというのだから、畏れ多いことである。

 4年前に音楽の趣味でつながるSNSフォロワーがある集会についてツイートしていたのにつられて参加。

 そこに最高指導者の清水丈夫議長が半世紀ぶりに姿を現した。

 新潮のインタビューに、

「今の時代に本気で“革命”と言っている人たちが存在することが結構衝撃的でした」
と答えている。

 しかし彼女は、これで怯むことなく、活動家になると決意して、ビラ撒きに勉強会にと多忙だそうである。

 闘士たちも高齢になり、ソフト路線に転換するための誘い水として、彼女を委員長に仕立てたのでは?

「まったくそんなことはなく、ハードです。70年安保闘争を超えるような闘いを作りださないといけないと思っているので。実家には3年前に『前進』(機関紙)に記事を書いたとき、それを送りつけました。両親からは反対されていますね。暴力はよくない、と。あと、大学はちゃんと卒業してね、と言われています」

 80年代後半に、中核派のアジトへ行ったことを思い出す。薄汚い地底のような中に、活動家たちが蠢いていた。その一人に、「元木よ、お前の息子は○○幼稚園(実名)に行っているんだろう。気をつけた方がいいぞ」と脅されたのを覚えている。

 私が親だったら、子どもがそんな組織に入ることは、体を張って止めただろう。時代が変わったのか? 俺が時代遅れなのか?

 ここからは大谷翔平アワー。ポストシーズンでもチームを引っ張り、大谷ドジャースといってもいいほどの活躍を見せている。

まずは、大谷の同僚で、MVPトリオの1人、ムーキー・ベッツ(31)が、ニューズウィーク日本版で大谷について話しているので紹介しよう。

――大谷選手と今年初めてチームメイトと過ごして、第一印象から変わったことや新たな発見があるか。
特にないかな。普通の男だよ。僕はもともと先入観を持たないタイプなのと、自分も日々やることがいろいろあって忙しいから。他の選手について細かいことは気にしないほう。僕に分かるのは、クラブハウスやダグアウトで一緒に過ごしてるショウは本当に普通の男だということ。
野球をやる仲間の1人で、普通に家に帰るし、家族を愛しているし、僕らと同じことをする。ただ、彼にはスーパーパワーがあって、それを(フィールド)でよく見せている。
――スーパーパワーとは、大谷選手の野球は超人的だということか。
あれはスーパーパワーとしか言いようがない。動物に例えるなら、ライオンかな。ジャングルの王者のように君臨するもの。何でもできるのが彼だ。
――大谷選手がライオンだったら、自分はどんな動物だと思う?
僕は鳥になりたいね。飛び回って、ロサンゼルスの渋滞に悩まされることなく好きなところに行きたい。でも野球をやっているときはチーターになりたいかな。脚が速かったら何でもできる気がするんだ。
――宿命と言えば、最近はニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が追いかける本塁打記録と大谷選手が追う50-50のどちらのほうがすごいかという議論が熱く繰り広げられているが、ベッツ選手はどう感じている?(本記事の取材は9月上旬。現地取材時間、9月27日時点で本塁打はジャッジ58本、大谷54本)
みんなも比較するのはやめて、2人の偉大さに感謝すべきだと思うね。だんだん当たり前みたいになってしまっているけど、僕らが置かれている状況はすごいんだ。すごいことをやっている選手が2人もいる。
ジャッジが(22年に自身が達成したシーズン60本のアメリカンリーグ記録を抜く)63号打ったら、めちゃくちゃかっこいい。
ショウが50-50を達成したらめちゃめちゃかっこいい。どちらのほうがすごいとかない。2人の偉業は本当に素晴らしいものだから、いいとか悪いとか比較するよりも楽しんだほうがいい。だってどうやったら63号が50-50よりすごいと言えるんだい? 逆もしかり。全く違うじゃないか。同じなのは両方とも素晴らしい偉業で、僕は両方とも達成してほしいと願っている。
そして僕は自分の子供たちに、パパは目の前でその瞬間を見られたよって伝えたい。だから見方を変えて、それぞれができる最高を存分に発揮してもらうような空間をつくっていこう。
2人ともアメージング。どちらも、誰も超えたことのない領域に行こうとしている。その瞬間を見ることができて、どちらも友達と呼べることが幸せだよ。
――大谷選手は来年には二刀流を復活予定だ。投手に戻った場合、ドジャースにもたらす正と負の効果は何だと思うか。
負の効果は何一つないね。いいことしかない。(投手として)チームを助けることになるし、(打者として)今やっていることも引き続きやるんだから。彼が、ショウヘイ・オオタニとしての本領を発揮することになる。
――以前ベッツ選手は自分の番組で大谷選手が二刀流で復活する日を楽しみにしたほうがいいと言っていた。

 ああ、彼が初めて投げる日は、国民の休日にしたほうがいいね。間違いなく、世界中が彼の試合を見るだろうから。

 ベッツの大谷翔平を見る目は温かく、優しい。大谷、ベッツ、フリーマンのMVPトリオが活躍すれば、ちょっと采配が心配なロバーツ監督がいても、ワールドシリーズに駒を進めることができるのではないか。それができると思わせる強豪パドレスとの初戦だった。

 新潮は、ロサンゼルス・ドジャースが3年連続の地区優勝を決め、大谷翔平(30)にとって初めてのプレーオフが幕を開けたが、1カ月近くに及ぶ厳しい戦いでは、妻・真美子(27)も遠征に帯同することになるようだ。

 そこで、妻の立場から見えるポストシーズンとはどのようなものなのか? 2006年にカージナルスでワールドチャンピオンとなった田口壮(55)の妻・恵美子(58)に話を聞いている。デイリー新潮から紹介しよう。

《「私が感じたポストシーズンは、ピリピリするというより、まるでお祭りのようなムードでした」
妻の立場からそう回想するのは、06年にカージナルスでワールドチャンピオンとなった田口壮氏の妻、恵美子さんである。田口氏は04、05年も同チームでプレーオフに進出、また08年には移籍したフィリーズでも世界一を経験している。
「プレーオフに慣れている奥さんからはどんどんアイデアが」
「シーズン中の相手ではなく別の地域のチームと戦うため、地域の代表という意識が一気に高まり、選手も奥さんたちも団結力が強まります。敵地で観戦する時は、選手と妻が一緒にチームのチャーター機で移動し、宿泊先のホテルに入ると、相手チームの奥さんたちが用意してくれたプレセントが卓上に置かれています。中でも思い出深いのは、アストロズと対戦した時、両チームのユニフォームを模したデコレーションが施された手作りのクッキーがプレゼントの品に添えられていたことです」
一方でホームに敵を迎え撃つ際には、
「チームの奥さんたちと話し合ってプレゼントを用意します。プレーオフに慣れている奥さんからはどんどんアイデアが出て、すぐにデパートの外商さんに連絡して品物を用意していました」
「10月になると普段は行かないブティックに」
 恵美子夫人が最も頭を悩ませたのは、観戦中のファッションだったという。
「敵地のスタンドは相手のファン一色に染まっているため、私たちは1カ所に固まり、周りをセキュリティーの方たちに囲まれて観戦していました。それでも相手のファンからは何かと注目されるので、カージナルスの奥さんたちも“地元に恥をかかせてはならない”と、パンツスーツにヒール、アクセサリーまでばっちり決めていました。私も普段はカジュアルな服装が多いのですが、10月になると“地元ばかりか、周りの奥さんたちにも恥をかかせてはいけない”と悩みながら、普段は行かないブティックに通っていました」
その上で、こう言うのだ。
「活躍されている選手の奥さんは目立ちますし、責任も増えることでしょう。けれど、プレーオフは奥さん同士の絆がぐっと深まります。大谷選手のご活躍と笑顔の真美子さんを、テレビなどで拝見できるのを楽しみにしております」》(デイリー新潮10月02日)

 妻もグラウンドではないが、夫・翔平と一緒に戦っているようだ。大谷は、シーズン最終戦の後のインタビューに、こう答えていた。

「一人でいるよりも野球以外を考える時間が多くなった。それが逆に集中できるようになった。感謝したい」

 大谷にとっては、シーズン初めから通訳の水原一平の巨額詐取事件があり、普通なら落ち込み、打撃不振に陥っても不思議はなかった。

 そのどん底から彼を救い出し、温かい家庭をつくり、疲れた大谷が羽を休める居場所を作ってくれた妻の真美子には、感謝しても感謝しきれないものがあるのだろう。

 悲願のワールドシリーズ優勝まで、大谷は走り続ける。いや、走り続けてほしい。

 だが、初戦は大谷を含めて打線が山本由伸の5失点を跳ね返し勝ったが、第2戦は投手陣の崩壊でパドレスに打ち負けてしまった。

 パドレスの選手たちの気迫が、ドジャースの不甲斐なさを際立たせた一戦だった。当初から不安だらけだった投手陣が、予想通り役立たずだったわけだ。

 大谷もダルビッシュの球にタイミングが全く合わず凡打と三振。相変わらずの監督のヘボ采配は見るに忍びない。歓喜から悲鳴へ。ドジャース危うし。

 さて、我々世代になると、会って話すことは病気自慢である。俺は椎間板ヘルニアだ、いや、俺は脊髄損傷で歩けない、いや、俺なんかは末期がんで余命いくばくもないと、自分のほうが深刻だ、いや俺のほうだといいながら酒を酌み交わす。

 まあ、それ以外の話題がないからだが、寂しいものだ。

 そんな私たちにとって、調剤薬局は日常的に行くところである。

 毎日、クスリだけで腹が一杯になるぐらい飲むから、ときどき、夜飲むべき薬を朝飲んだり、週に2回飲むのを1回忘れたりすることはよくある。

 だが、その薬が、いつもの薬と違っていたり、容量が多いか少ないかなどチェックすることはない。

 薬局側で間違えられても、気付かずに飲んでしまって深刻な症状になるというのもあるのだろうが、FLASHによれば、そういう“事故”は結構起きているというのだから恐ろしい。

 東京・杉並区にあるスギ薬局。業界6位のドラッグストアチェーンのこの店舗で、調剤ミスによる死亡事故が起きたのは、2021年10月だったという。

 当時74歳の女性が同店に持病の処方箋を出したところ、誤って処方にない糖尿病患者の薬を処方されたそうだ。服用した女性は、低血糖脳症になり、1ヵ月後に意識不明になって、翌年5月に亡くなったというのである。

 今年8月、遺族がスギ薬局と薬剤師に損害賠償を求め、提訴する事態となったそうだ。
だが、別の大手調剤薬品チェーンで勤務する管理薬剤師、伊藤(40代・仮名)はこういう。

「私たちも調剤ミスには気をつけていますが、小さな過誤は日常茶飯事です。忙しいときには、気づかずにそのまま出してしまうことも二度三度ではありません。こうした薬局でのミスが、表面化するケースはごくわずかです」

 関東に数店舗を展開する中規模薬局に在籍するベテラン薬剤師である田中(50代・仮名)も、顔面が蒼白になるほどの忘れられない経験があるという。

「わりと最近のことです。小児の咳止めアスベリンシロップが『0.5%』で処方されていたのに、『2%』で調剤してしまいました。過量服用すると、眠気やめまい、意識障害や精神錯乱を引き起こす重大な事態となります。業務後に薬歴を書いているときに気づき、慌てて患者さんの保護者に連絡しましたが、既に飲まれていました。幸い、健康被害はなく、患者さんには正しく調剤し直した薬を届け、謝罪で終わりました。ほんと、ヒヤリとしましたね」

2017年には、京都大学病院が調剤した注射薬によって、60代女性患者が死亡。必須ミネラルであるセレンの濃度が約1千倍となる調剤ミスで、計測器のグラムとミリグラムの単位を間違えたことが原因だったという。

 調剤薬局の現場では、似た名前の薬を間違えて処方することはしょっちゅう起きているそうだ。例えば、高血圧治療薬のアイミクス配合錠など、HD(高容量)とLD低用量)の2種類ある薬を間違えて調剤してしまうケースや、含まれる成分量は異なる5mgと10mgを取り違えることは“薬剤師あるある”だという。

 患者としては冗談じゃないことだが、人為的なミスを完全になくすことは難しいのかもしれない。

そのために過誤を防ぐために導入が進むのは「調剤監査システム」だという。伊藤が語る。

「処方箋データをシステムで読み取らせると、調剤した薬をAIによる画像判定、各薬についているコード検査、薬剤の重量計測によって、薬の種類や錠数が合っているかを確認してくれるものです」

 処方箋と異なる薬を調剤した場合、警告画面とブザー音で薬剤師にエラーを通知するという。

 しかし、それでも調剤ミスがなくならないのは、薬局での過酷な勤務体制があると、薬剤師たちが口をそろえる。

「薬剤師が一人休むと、現場はまわりません。普段からギリギリの人数でやっており、トイレを我慢することもあります。そういった状況が集中力の低下を招き、過誤のリスクを高める要因となっていると感じます」(鈴木)

 私も、早くしてくれ、遅いなどといわず、じっと待っていることにしよう。

 ところで、体調不良と称して、すべてのレギュラー番組を降板していたお笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二(41)だったが、「不同意性交と不同意わいせつの疑いで書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。斉藤メンバーは体調不良を理由に、9月から活動を休止していた」(朝日新聞Digital10月7日 10時00分)

 私は競馬が好きだから、土曜日の12チャンネルの『ウイニング競馬』を見ているが、斎藤が突然番組を降りて不思議に思ったが、病気なのだろうと思っていた。

 だが、破廉恥罪で取り調べを受けていたのだ。

 所属する吉本興業はそのことを知っていたはずだが、隠していたのだろう。

「捜査関係者によると、斉藤メンバーは今年7月、東京都新宿区で、停車中の車内で、同意を得ずに20代女性に性的暴行を加えた疑いがある。当時、車内には2人しかおらず、女性が新宿署に相談して事件が発覚した。
斉藤メンバーは容疑を認め、『軽率な行為で相手や家族に迷惑をかけたことを反省している』などと供述したという。女性は『許すことは絶対にできません』と話しているという」(同)

 バカなことを。一生を棒に降ってしまった。同情の余地はないが。

 さて、楽天ゴールデンイーグルスで、2塁手として出場している小深田大翔(29)は、昨年盗塁王を獲得し、昨年まで3年連続でオールスターにも出場しているという。

 その小深田が、北川景子似の人妻と宮城県の名勝・松島で手つなぎ、体を寄せ合って散策していたという。

 このA子との出会いは数カ月前で、共通の友人である仙台在住のB子のもとを訪れたときに会って、関係が深くなっていったという。

 B子は、楽天の遊撃手・村林一輝と結婚しているそうだ。

 A子には夫と子供が2人いるという。だが2人は小深田の自宅でも逢瀬を重ねている。

 文春の直撃に小深田は、

――Aさんがご自宅に三度連泊したが、男女の仲ではない?
「泊まっていますが、全くないです」
――Aさんが人妻であることはご存じ?
「あっ……はい。そうですね、あの……」

 次の塁を盗むのではなく、人妻をスチールではな〜。

 こうした場合、文春にタレこんだのは、A子の夫である可能性が高いと思うのだが、どうなのだろうか。

 さて、10月27日投開票の衆院選だが、石破茂首相のやっていることが二転三転して、やる前から負けが決まったような事態に陥っている。

「石破茂首相は6日、自民党派閥裏金事件を受けた衆院選対応を表明した。政治資金収支報告書に不記載があった裏金議員を公認した上で、比例代表への重複立候補は認めない。40人程度に上る見通しだ。非公認の対象は、4月の党処分で『選挙での非公認』より軽い処分の一部議員にも広げた。
 当初は裏金議員について、原則公認し、重複立候補も原則容認する方向だったが、世論の逆風を踏まえて厳しい基準とした。首相は記者団に『国民の不信や怒りにきちんと対応することが必要だ』と強調。自身と党四役についても重複立候補はしないと明言した」(スポーツニッポン10月7日付)

 石破という人間は自主性もリーダーシップもない男だったのだろうか。反主流の一議員でいた頃は、安倍一強批判などをたまに口にして、周りも直言居士などとおだてていたが、その正体は、何の責任も持たない意固地なだけだったのであろう。

 野党の選挙協力が進まないうちに選挙をやれば勝てないまでも、負けを少なくできると読んでいる岸田や菅の圧力に屈して、持論とは真反対の早期解散に踏み切ったが、裏金問題議員の処遇や、高市早苗を支持する大量のグループを敵に回したことで、選挙結果によっては、早期退陣を迫られることになるかもしれない。

 文春とポストが選挙予測をやっている。ともに自民党の大幅議席減では一致している。

 文春は、政治広報システム研究所の久保田正志代表と文春編集部が当落予想をやっている。

「自民にとっては、岸田文雄政権で離れてしまった『無党派層内の潜在的な自民支持層』の票をどれだけ取り戻せるかが議席を伸ばす鍵になる。ですが、盛り上がりに欠ける選挙戦となれば、無党派層は動きません。そのため、自民党は単独過半数(二百三十三議席)を大幅に割り込む二百十九議席と予測しました」(久保田代表)

 公明党も7議席減の27議席。自公合計は244議席となり、国会運営上の安定多数(244議席)をやっと確保できるぐらいだと読む。

 逆に立憲民主党は131議席と大きく議席を増やすと見ている。

 ポストの予測はもっとシビアである。

 政治ジャーナリストの野上忠興と編集部で当落を予想している。

 すると、野党協力や候補者調整が出来なくても、自民党は「53議席減」の202議席になったという。

 その理由は、自民党支持層が自民離れを起こしているからだという。さらに野党の選挙協力がなされ、自民党への対立候補が一本化されれば自民惨敗だというのだ。

 石破が、民意に押されて、裏金議員を推薦しない、比例との重複もダメとしたから、萩生田光一のような裏金、旧統一教会との密接な関係がある議員は落選して、たとえ対立候補が有田芳生でも(失礼!)当選するというのである。

 ポストはさらに、もし石破自民党が惨敗するようなことがあれば、高市早苗が、彼女を支持する大グループを巻き込んで「倒閣」に動く可能性もあると見ている。

 そうなれば一気に、石破政権は崩壊するのではないか。

 さて、その厳しい選挙の本部長になった小泉進次郎だが、文春の阿川佐和子のインタビューを読むと、そんな役目を担えるとは到底思えないのだ。

阿川 自民党総裁選お疲れ様でした。結果は残念でしたが、もうショックからは立ち直られましたか。
小泉 そうですね。家で、子どもたちの存在に癒されました。
阿川 あら。慰めてもらったの?
小泉 当日、帰宅して「パパは負けたよ」と報告したんです。涙を見せながら「人生はね、負けるときもあるんだよ」と言って、そんな父親の姿を見て、少しでも子どもの教育に繋がればいいなと思ったんですよ。でも子どもってすごいんですけど、「パパ、じゃあ明日は勝つの?」って言うんですよ(笑)。思わず笑ってしまって、そんなふうに子どもに癒されましたね。
阿川 そういえば敗退が決まった瞬間、涙ぐんでらっしゃいました?
小泉 僕はもともと涙腺が緩いんです(笑)。あのときは、支えてくれたみんなに対して申し訳ないという気持ちが強かったんですよね。応援してくれた議員や議員秘書、ボランティアでお手伝いをしてくれた方も、みなさんここまでやってくれるのかっていうぐらいやってくれました。スタッフから総裁選期間中のうちの選対事務所の様子を聞いたんですけど、驚いたことに誰も怒鳴ってる人がいなかったんですって。だいたい選挙ってね、選挙期間中はブチ切れる人が結構いるんですよ。

 まだ幼い子どもに対して、総裁選で負けたことをいいながら涙を流したというのでは、とても、海千山千の裏金議員たちに厳しい処分を下すことなどできないのではないか。

 それとも、そういう場に、菅義偉副総理にでも同席してもらうのだろうか。

 小泉進次郎は、中学2年の親との三者面談のとき、教師から、「進次郎君にはもう少しクラスでリーダーシップをとってほしいと、お父さんのほうからいってくれないか」といわれ、父親の純一郎は、

「先生、私も政治家の息子だったからわかるんです。いいことをしても悪いことをしても目立ってしまう。私は、進次郎は今のままでいいと思います」といったという。

 それを小泉進次郎は、

「人生で、最初で最後の三者面談です。毎日家にいないくせに、なんで俺が思っていることをわかるんだと驚きました。そういう親の発言が、子どもの自己肯定感に繋がるんですよね。(中略)

 それを思い返すと……俺は子どもの三者面談で間違えずに対応できるのか。一言発言を間違えたら、子どもがグレてしまうんじゃないかというプレッシャーに襲われているんです(笑)」

 これに対して、阿川から、

「アハハ。家の外でも中でも緊張しっぱなしで大変」

 とからかわれている。 

 この程度の人間が、この国の総理になる直前まで行ったことに慄然とする。

 代表質問のテレビを見ながら、この原稿を書いているが、野田佳彦立憲民主党代表の質問は堂々として、石破の痛いところを鋭く突いていたが、石破の答えは、はぐらかす、答えない、ごまかすと、歴代の首相答弁と変わるところがない。

 否、それまでの発言がそこそこ鋭かったのに、それをかなぐり捨て、菅や岸田の傀儡として生きることを選んだのだろう。

 失望はしない。その程度の人間だが、安倍や菅、岸田だって、もっと堂々として持論を述べていたが、この男は、自分の考えを封印して、書かれたものを読み上げるだけだった。

 お粗末! そのひと言である。

 さて、今週の最後は、その石破の秘書と妻を巡る文春と新潮の特集である。

 文春が追及しているのは、美人として名高い石破の秘書、吉村麻央との“関係”だ。
「二十年以上にわたり、政策秘書を務めてきた美人秘書です。米留学経験があり安全保障や憲法に精通し、陸上自衛隊の予備自衛官としての勤務歴も持つユニークな人物です。石破氏から政策集や論文のチェックを任されるなど、名実ともに石破事務所の“女帝”と言えます」((社会部記者)

 だが関係を騒がれてもいるようだ。

「石破氏の機嫌を取るために『戦艦武蔵』のプラモデルをプレゼントするなど、吉村氏は石破氏の好みを把握している。吉村氏は〇六年に防衛官僚だったX氏と結婚するのですが、一年で結婚生活は破綻してしまった。離婚の原因は石破氏との親密過ぎる関係にあると囁かれました。その後、X氏は国政に挑戦するも落選。現在は地元に戻り、県議会議員をしています」(自民党関係者)

 Xは文春の直撃に、

「悪いんだけど話せないの。俺、潰されちゃうから。今、総理大臣だから権力があるから」
と逃げた。

 文春は、石破の妻・佳子にインタビューしている。

「石破氏は、これまでスキャンダルらしいスキャンダルとは無縁。過去、唯一ウワサになったのが、今回、政務秘書官に任命された政策秘書の吉村麻央氏との関係だった。『20年以上にわたり、政策秘書を務めてきた美人秘書』(永田町関係者)とされる吉村氏との本当の関係は? 妻に尋ねた」(文春)

――秘書の吉村氏が愛人だと書かれたこともある。

「早い話、書かれることは気持ちよくないですよ。ただ、他の先生方でも、女性スタッフと一緒に行動していると週刊誌に書かれてしまうでしょ? もちろん石破も気をつける必要はある。私は、彼女に限らず女性スタッフを応援したいし、彼女とも連絡を取りながら仲良くやっています」

 そうは答えたが、

――疑ったことはない?

「疑ったことは……疑えばキリがないんじゃない?」

 そして記者にこういったという。

「逆に何かおかしいことあったら教えてね。『ちょっと奥さん、危ないですよ! すぐに東京に来てください』って(笑)」

 なかなか夫より、大物かもしれない。

 石破にも直撃している。

――吉村氏を秘書官に抜擢された。

「政策秘書をもう二十何年かやっているんでそれは替え難いよね。そういうところもあって今回秘書官に抜擢される。当然でしょ」

――吉村氏との関係を疑う声があるが。

「全くない。二十何年ですよ? 仮に何かあったら、それは分かるって。私は他人のプライバシーなことには一切関与しない」

――奥さんと吉村氏どちらが大事?

「奥さんとしてあれ以上の人はいないので。仕事ができるということで言えばそりゃ吉村でしょ」

 まあ、関係があったとしても昔のことではないのかな。

 ケチ、軍事オタク、もったりしたいい方。もてるタイプではないからな。

 最後に、昔、石破の派閥「水月会」に所属していた元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝元衆院議員の新潮でのこんな言葉を付しておきたい。

 若狭はそもそも石破は、総理になる資質には欠けていたという。

「主義主張やリーダーシップが強いことは政治家としての父性にあたりますが、大成するためには細やかな思いやりや包容力によって自然と仲間が集い同志が作れる、母性が必要です。石破さんにはその政治家的母性がないから皆離れていってしまいます。引っ張っていく力が弱いという意味では、父性も足らない」

 要は何もかも足らないということだ。前途多難どころではない。(文中敬称略)

【巻末付録】

 今週はポストだけ。

「菜々緒 美しき鷹のまなざし」「世にも美しい手ブラ」。大原麗子の写真は話題になったな。

袋とじ「銀座ホステスがランジェリーを脱いだ!」袋とじ「塔乃花鈴 かわいいフリして、やるね」
「瀬戸環奈 1000年に一人の天才Jカップ」「葉月まゆ 曲線美の方程式」

 これだけのグラビアがあるのだから560円は高くないのかな?

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