対戦格闘ゲーム「鉄拳」シリーズの30周年記念映像が、とがった切り口で話題です。なにせ、よりによってテーマが「親子三代で憎しみ合い、お互いを崖から落とし合う三島一家」――まあ、本当にそういうストーリーではあるのだけれど。
●互いに崖から落とし落とされる三島一族の歴史
三島一家は、シリーズを通じてメインストーリーの核をなす一族。初代「鉄拳」では、三島財閥総帥の「三島平八(みしまへいはち)」と、息子「三島一八(みしまかずや)」の相克が描かれます。
一八は幼少期から帝王学と三島流喧嘩空手をたたき込まれる中で、5歳のとき平八に谷底へ突き落とされるという、壮絶な過去の持ち主。初代鉄拳のPS版を一八でクリアすると、彼が意趣返しのように平八を崖から投げ捨てるエンディングが見られます。
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ところが、どういうわけか「2」で平八は復活。自分から総帥の座を奪った一八への復讐を誓い、エンディングでは再び我が子を投げ捨てます。なんと今度は活火山の火口へ。
さすがにこれで壮絶な親子ゲンカも終わりそうなものですが、そもそも最初に落とされた一八が生きていた時点で分かる通り、とにかくこの一族は頑丈です。一八は「3」にこそ登場しませんでしたが「4」で復活。「3」で存在が明らかになった息子「風間仁」との因縁も生まれ、骨肉の争いは3代にまで拡大するのでした。
●壮絶な崖シーンをプレステ公式が編集
この肉親同士が落とし落とされる歴史を、プレイステーションの公式X(Twitter)がまとめて公開したところ、「修羅の家すぎる」「最悪のファミリームービー」と話題に。「そのうちみんな落とすとき『どうせまた生きてるんだろうなぁ』とか思ってそう」などといじられています。
なお、平八も一八も仁も全員存命で、最新作「8」にも元気に登場。相変わらず、世界を戦火に巻き込む近所迷惑な争いを繰り広げています。
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画像はプレイステーション公式Xより引用
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