現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、福岡県在住67歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:67歳男性同居家族構成:本人、妻(67歳)
居住地:福岡県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1000万円
現在の資産:預貯金3000万円、リスク資産1200万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金37年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万円老齢厚生年金(厚生年金):11万5000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金70万円(年額)
配偶者の年金や収入:年金96万円(年額)
「贅沢はできないが普通に生活できている」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「贅沢はできないが、普通に生活できているためです」と語っています。
ひと月の支出は約「25万5000円」。夫婦の年金で「毎月賄えている」と回答されています。
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「補助金を活用して省エネ家電購入や二重窓等を工事」
年金以外に「株式配当金、利金等で50万円(年税額引前)」の収入があるという投稿者。家計について「月の支出はほぼ生活費で、これ以外に旅行や家電の買い替え、車の購入など、年間で平均すると70万〜80万円の支出があります」と述べ、生活費以外の支出については「旅行用に積み立てた預金の取り崩し、(前述の)配当金や株式売買益で賄っています」と説明。
日常生活では「太陽光発電と蓄電池を導入。節電を心がけています。また省エネ家電購入や二重窓等工事などを積極的に行い、補助金を有意義に活用しています」と自治体の制度を利用して節約につなげているそうです。
「今後のことを考えると安易に資産を取り崩せない」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「老後の生活に備え、貯蓄は積極的に行っていましたが、100%預貯金で、資金運用をしなかったことが最大の後悔です」と回答。「多少の金融資産があっても、今後のことを考えると安易に使えず、少しでも資産を増やすことを日々考えています。老後の心配が無くなれば、消費に充てられるのにと思います」と、いまだ息を抜けない様子です。
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(文:あるじゃん 編集部)