「紅麹」被害弁護団を結成=小林製薬サプリ摂取で国内初―大阪
9
2024年10月09日 17:31 時事通信社
小林製薬の紅麹(べにこうじ)配合サプリメントによる健康被害問題で、大阪弁護士会所属の弁護士の有志が9日、「紅麹サプリ被害救済弁護団」を結成した。同問題での弁護団結成は国内初という。
全国から相談を受け付け、治療費や慰謝料の支払いについて会社側と交渉する。大阪弁護士会が4月、健康被害相談を受け付けたところ、小林製薬の対応に対する不満や健康被害に関する不安を抱える被害者が多かったことから、弁護団を結成した。
弁護団によると、小林製薬は個別の被害者の相談に対し、治療費の一部の支払いに応じているものもの、継続した治療費の支払いや慰謝料については「精査したい」などと言ったまま明確な回答がないケースが多いという。
弁護団長の日高清司弁護士は記者会見で「会社側の対応が遅く、今後どうなるか分からず不安だという声が多い。1人で悩まず相談してほしい」と話した。
Copyright(C) 2024 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。