“コント芸日本一”を決める『キングオブコント2024』が12日、TBS系で生放送される(後6:30)。ORICON NEWSでは、ファイナリストのインタビュー連日掲載していく。
【集合カット】17代目王者は誰だ…!決戦に向けて意気込んだファイナリストたち 同大会は2008年から毎年行われ、今年で17回目。プロアマ問わず、芸歴制限なく出場可能で、歴代キングはバッファロー吾郎、東京03、キングオブコメディ、ロバート、バイきんぐ、かもめんたる、シソンヌ、コロコロチキチキペッパーズ、ライス、かまいたち、ハナコ、どぶろっく、ジャルジャル、空気階段、ビスケットブラザーズ、サルゴリラが名を連ねている。
コットン、ニッポンの社長、ファイヤーサンダー、や団、ラブレターズ、隣人、ロングコートダディ、cacao、ダンビラムーチョ、シティホテル3号室の10組がファイナリストとなった。
■シティホテル3号室
【結成】
2011年
【メンバー】
■亮太
生年月日:1985年11月21日
出身地:北海道
趣味 : 将棋観戦、仏教の本を読むこと、手品鑑賞、サッカー、野球、ボクシング など
特技 : 人の話した単語の文字数をすぐ言うこと
■押田
生年月日:1985年10月30日
出身地:神奈川県
趣味:バンド(ベース)、カフェ
特技:塾講師としての経験を活かし、受験国語を指導できること
自慢:生まれたばかりの押田を見た曽祖父が「こいつは大物になる」と発言!
【キングオブコント戦歴】
初ファイナリスト
■シティホテル3号室(亮太、押田)
――ファイナリストに選ばれた率直な感想
【亮太】まだ実感がないです。やる前は自信あったんですけど、初日終えてもうほんと初日でもうだいぶリードを奪ってもう絶対いけるくらいの気持ちにしようと思ってやったんですけど、意外と何とも言えないぐらいのところになって、けっこう萎えてました(笑)。だけど、可能性はあるところにはいるだろうからって、きょうやったんですけど、でもやっぱなんか可能性があるぐらいのところかなと思っていたので、呼ばれた時にびっくりしました。人として、はしたないようなリアクションをしない方がいいかなというか、最低限の礼儀みたいなことを意識しようという気持ちはあったんですけど、全部忘れてました(笑)。ひどいことになっていました。「もうネタ書きません」って、ウソをついてしまいました(笑)。
【押田】僕はやっとなれたっていうところが一番強くて。キングオブコントの予選で、通過してるっていう時は、お互いが手応えを感じた状態でいっていたことが多くて、これは微妙だよなぁみたいなちょっと不安だなっていう時はだいたい落ちているので、よかったです。もう厳しいかもなっていうタイミングで呼ばれたので、『キングオブコント』のことがより好きになりました。
【亮太】『キングオブコント』に好意を寄せています(笑)。
――タイタンから初の『キングオブコント』ファイナリストになります。
【押田】春とヒコーキと僕らが『キングオブコント』エントリーしていて、2組とも準決いったっていうところで、タイタンの中ではちょっと盛り上がっていて。もし、一緒に決勝行けたら、『M-1グランプリ』でいうところのキュウさんとウエストランドさんが上がった時みたいな感じになったら熱いなっていうのがありました。春とヒコーキ残念ながらいけなかったんですけど、僕らのことをすごく祝福してくれてめっちゃいい奴らだなって。
【亮太】『M-1』でウエストランドさんが優勝してるっていうのがあって。すごく大きい結果を漫才の方で残してる人がいて。コントにはこっちがいるぞという気持ちをどうにか形にしたいと思っていたのがあったので、それが1個、決勝いけたっていうのがすごい自分の中で大きいですし、事務所としてもなんか漫才もコントも決勝いって、事務所のイメージもなんか上がったらいいなっていうのと。僕らが事務所入った時には、コントをやっているといえば日本エレキテル連合さんくらいしかいなくて。そのエレキテルさんを見て、僕らは唯一コントをやっていた後輩みたいな感じだったので。そういう先輩たちを見て、こういうふうにこだわってやってるのかとか、いろいろと学んできたところもすごくあったので、それがうれしいところがあります。
――太田光代社長からメッセージありましたか?
【押田】僕がキングオブコント準決勝2日間頑張りますとかをリツイート、リポストとか、いいねしてくださったりとかして。「頑張ってね」っていうメッセージを、勝手に僕は受け取っています。
【亮太】リポストにすべてが含まれている(笑)。
【亮太】親の愛ってそういうものじゃないですか(笑)。多くは語らず、伝えてくれる。
――決勝への意気込み
【亮太】もちろん優勝を一発で決めるっていうのはあるんですけど、本当にネタを見てもらいたいみたいな気持ちがあるので、それがちゃんとテレビで見ている人に見てもらえれば、ある程度満足感みたいなところはあると思います。その上で、当然優勝は目指します。決勝でもウケるだろうと、やってきたつもりです。
【押田】ネタを書いてるのは亮太なので、そこはもう割と信頼して…というか、お任せというか。優勝した後で、けっこうやりたいことがあって。もともとお笑い始めたのも、みんなの前で歌を歌えたらいいなみたいな。でもミュージシャンになるには能力もいろいろ足りてないし、じゃあ唯一行けるところはどこだろうと突破口としてお笑いっていうところを選んだ。お笑いやっていく中で、お笑い好きになっていくんですけど。
【亮太】お笑いチャチャッとやって、横にスライドしていろいろやりたいってことなんですよね?舐めすぎってことですか(笑)。
【押田】これマズいな(苦笑)。出たい番組ですか?『ハマダ歌謡祭』めっちゃいいですよね。でも、お笑い大好きっていうのは前提であるぞっていうところだけ、このインタビューでも滑り込ませたいです(笑)。
【亮太】僕は、ゆるくさわやかな路線バスの旅みたいなのをやってみたいですね。大御所の方とかと横に並んでゆっくりこう、商店街をめぐるみたいな。
――決勝当日楽しみにしていること?
【押田】テレビの前で、自分の家族とか友達とか、知ってる芸人仲間とかが応援してくれてるみたいな。今まで僕は応援する側、テレビの前で見てた側なんですけど、今回は出て応援される側になるっていう、そこがやっぱり一番楽しみです。ずっとそっち側に行きたかったので、ついにそれがかなうぞというか、みんなに応援してもらえるっていうのがすごいうれしいです。
【亮太】ネタはいつも通りやれたらなと思うんですけど、そこじゃないところの平場というよりか、審査員の方との話とか、そういうのがどうなるのかなというのは楽しみです。決してそういうのを器用にできる方ではないというのはなんとなくわかっていただけるかと思うんですけど。そこに関しては、思いっきりスベってもいいとは思って。
――2ヶ月に一度、タイタンライブがあります。そういう場があることで、お2人にとってプラスになっている面はありますか?
【亮太】めちゃくちゃありますね。やっぱり規模がすごく大きいですし、映画館通していろんな人が見てくださっているというのもありますし、何より爆笑問題さんが2ヶ月に1回新ネタをトリで必ずやるっていうのがあるので、僕らも中途半端なことはできないぞというか。事務所入ってからは出れたり出られなかったりみたいなことがあって。2ヶ月に1回、そこに向けてやっぱり一番良いもの持っていかなきゃっていう、後ろから追いかけられてるような感じみたいなのはあります。あそこでウケたら、割とどこ行ってもウケけるんじゃないかみたいなことは思っていました。