全日本柔道連盟(全柔連)は9日、オンラインで定時理事会を開き、男子代表は04年アテネ五輪男子100キロ超級金メダルの鈴木桂治監督(44)の続投を決めた。任期は2028年ロサンゼルス五輪(オリンピック)までの4年間となる。
井上康生氏(46)の後を受けて東京五輪後の21年9月、重量級コーチから監督に昇格。パリ五輪に続いて2期目に入る。「東京五輪後にいただいた話とは違う気持ち。緊張感も当時よりある」と気を引き締めた。
前回大会は就任から3年間しか強化できなかったが、今回は4年ある。「4年間は経験したことがない」としつつ、強化方針は明確だ。「コロナ禍で行えなかった若手の強化、国際大会への派遣、五輪につながる選手の強化をしたい。世界で戦う選手を見落とすことなく、五輪での金メダル獲得という目標をぶれずに持ち続ける4年間にしたい」と誓った。
パリ五輪は金2銀1銅2で混合団体は銀。「パリの代表になった7名の選手は、誇りを持って戦ってくれたと今でも思ってます。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と明かした。
しかし、結果に満足はしていない。課題に挙げたのは「最重量級の強化」。斉藤立がパリでメダルを逃し「100キロ超級の強化が、まだまだ不十分」とし「ロスで金メダル。そこはブレずに4年間、強化していきたい」と見据えた。【飯岡大暉】
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