婚活情報サイト『オミカレ』を運営するオミカレは、「異性との出会いについてのアンケート調査」の結果を10月9日に発表。同調査では、2024年8月14日〜8月25日の期間、オミカレ会員1137人を対象にwebアンケートを実施した。
現在、日常的に異性との接点はあるかを質問すると、女性は6割近く、男性は7割以上が、日常的に異性との接点がなかった。
その理由、最多は「職場に異性がいない」だった。1週間のうち長時間を職場で過ごす人が多く、職場で異性との接点がないことで出会いの機会は激減しているという。
同社によると「男女ともにハラスメントに敏感な昨今、トラブルを回避する意識が強くなり、職場で異性との接触そのものを避ける傾向もあるよう」としている。
結婚適齢期とされる20〜39歳の人口は、2003年から2023年の20年間で約820万人減少。同社によれば、20年前と比べて、"同世代の異性と自然に出会うこと"自体、困難になっているのが現状だとし、学生時代など異性と日常的に出会うことが当たり前だった時期を過ぎ、新たな出会いの機会が減ったと感じている人も少なくないという。
日常的に異性との接点がある人に、職場で異性と知り合う機会があるかどうかを尋ねると、「なし」と答えたのは男女ともに10%程度。
男女別にみると、職場で異性との接点があり、好意を持っている相手がいる女性はわずか6%強だった。また、女性の約45%は「異性と知り合う機会はあるが、好みの異性はいない」、36%以上が「異性と知り合う機会はあるが、職場での恋愛はしたくない」と回答し、多くの女性にとって、職場は"出会いの場"になっていないことがわかった。
一方、男性は「職場で異性と知り合う機会があり、好意がある人がいる」が23%以上と、女性に比べて多い結果に。しかし、好みの異性がいない・職場恋愛はしたくない男性は合わせて6割超えと、男性の場合も職場での出会いが恋愛・結婚につながりづらい傾向に。
友人から異性を紹介されたことはあるかを尋ねると、男女ともに約7割が友人から異性を紹介されたことが「ない」、もしくは「友人がいない・友人が遠方にしかいない」と回答した。
続けて、現在恋活・婚活をしていることは周囲に知らせているかを質問すると、男性は女性に比べ「恋人や結婚相手を探している」を周囲に打ち明けない傾向にあった。
最後に、婚活サービスの利用を通じて、何らかの交流をとった人数を尋ねると、男女ともに、85%以上が婚活サービスの利用を通じて何らかの交流をとっていることが判明。この中で、0人と回答した人以外のうち「マッチングアプリの利用経験があるが、交際人数は0人」という人は約3割となった。(安井柳香)