ヨーロッパを中心としたアンティーク・ヴィンテージ家具を取り扱う「ロイズ・アンティークス」は、デザイン企画展「DESIGN DISCOVE-Re -MIXOLOGY-」を開催する。期間は10月18日から11月4日、会場は旗艦店のロイズ・アンティークス 青山とコンセプトショップのロイズ・アンティークス エゴイスト。
今回のテーマは「デザインの発見、インテリアの編成」。ロイズ・アンティークスは、本場の英国アンティーク家具から始まり、スカンジナビアンヴィンテージ、イタリアンヴィンテージと取り扱う家具の種類を拡充してきた。企画展では、これら3つのカテゴリーから選び抜かれたプロダクトを、じっくりと堪能できる。
○HANS J. WEGNER ベアチェア AP19
デザイナーはHans J. Wegner(ハンス・J・ウェグナー)。デニッシュヴィンテージ家具の代表的な作品として知られる『パパベアチェア』は、熊が手を広げているような佇まいと表現される。企画展に登場するのはヴィンテージの個体で、現在のマーケットで高い希少価値を持つAPストーレン製の1脚。
○STILUX MILANOテーブルランプ
イタリアの高級照明メーカーSTILUX MILANO社のヴィンテージテーブルランプ。「CHAIN」テーブルランプという名の通り、鎖状のクロムボディに手吹きのムラノガラスで作ったチューブシェードを組み合わせており、スタイリッシュなデザイン。STILUX MILANO社の照明は各デザイン共に生産数が少ないことから、市場では見られない希少なアイテム。
○LOUIS VUITTON DAMIER レザースチーマートランク
1854年、旅行鞄の専門店として、ルイ・ヴィトンはパリ・キャプシーヌ通りに創業。馬車旅行が主流だった時代に、防水性の高いグリ・トリアノンという生地を使い、平らに積み上げ可能なトランクを開発して当時から高い評価を得た。今回出展するプロダクトはダミエ チェックの初期の作品。
○FINN JUHL BO46 ソファ for BOVIRKE
デンマーク家具の代表的デザイナー、Finn Juhl(フィン・ユール)が、最盛期を迎えていた1946年にデザインした。1940年代のユールの特徴である彫刻のような有機的フォルムが特徴的だ。当時のBovirke社製オリジナル個体が展示会ではお目見えする。
○イタリアンサイドボード
美しい2本の台座型レッグから建築物を連想させるような、イタリアらしいユニークかつアートを感じるデザインのサイドボード。中央にあるフラップ式扉内の背面には、ミラーとU字型ガラス棚板を設置した。グラスボトルやカラフェ、カクテルグラスなどを美しく収納できる。ヘリンボーン柄の木目模様が目を引く細部にまで拘った逸品。
○JOHANNES ANDERSEN Capri ソファ
デザイナーは北欧で美しいフォルムの家具を多く生み出した、Johannes Andersen(ヨハネス・アンダーセン)。Trensum社で製造したModel.Capriの3シーターソファは彼の名作であり、彫刻を思わせる美しいデザインフォルムが高く評価されている。出展は同シリーズの作品。
企画展の詳細は以下の通り。
○DESIGN DISCOVE-Re -MIXOLOGY- Lloyd's Design Week
期間:10月18日〜11月4日/11:00〜19:00(入場無料)
※ロイズ・アンティークス 青山は10月18日に限り17:00閉店
会場:ロイズ・アンティークス 青山/ロイズ・アンティークス エゴイスト(岩木華子)