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2004年10月10日にリリースされた、Windows用動画変換アプリ「携帯動画変換君」が20周年を迎えた。開発者のMIROさんは20周年を記念し、「19年ぶりのバージョンアップ」を試みるべくソースコードを発掘したものの、Delphiの当時のバージョンなどが手元になく、諦めたという。
その代わりに、ChatGPTを使って作ったものとは……? MIROさんがブログ「『携帯動画変換君』20周年、のうらばなし」にまとめている。
携帯動画変換君MPEGやAVI形式などのPC向け動画ファイルを、“ガラケー”やPSPで再生できる形式に変換できるソフトで。変換ソフトの定番として、スマホ以前の時代に普及しており、お世話になった読者も多いだろう。
2024年現在は、ガラケーやPSPで動画を見るニーズはほとんどない。携帯動画変換君のアプリも、2005年を最後にアップデートしていなかった。
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20周年を記念して「19年ぶりのバージョンアップ」を企画。AvisynthやQuicktime関連の古いツールを最新のものに入れ替えてリニューアルを検討し、ソースコードを発掘したという。
ただコードがDelphiで書かれており、当時のバージョン(おそらくDelphi 6 Personal)もなく、当時使ってたコンポーネントのいくつかが入手先が不明になっており、「ビルドを通すところまでたどり着かなかった」そうだ。
また、公式Webサイトの刷新も企画。デバイスに合わせてレスポンシブに変化し、アニメ−ションも入れたが、「なんといってもコンテンツが古い」「昔のままのデザインのほうが当時感あっていいまである」ことから断念した。
●携帯動画変換君のアイコンを使い、ChatGPTで「ライフゲーム」作成
最終的に、携帯動画変換君のアイコンを使い、JavaScriptで動く「ライフゲーム」を作った。コードはほぼすべてChatGPT(4o-mini)に書いてもらったという。
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ライフゲームは、将棋盤のようなマス目の盤面に、1種類の石だけを置いていくゲーム。人間は最初に好きなだけ石を置き(生命の誕生)、続きはルールに従ってコンピュータが進める(生命の進化や淘汰)。携帯動画変換君のアイコンはそもそも、ライフゲームがモチーフだった。
20周年を記念したゲームは、石の初期配置に「20th」と描いて作成した。携帯動画変換君のサイト上で遊ぶことができる。
ChatGPTでライフゲームを作った際のプロンプトや、作ってみた感想は、ブログに詳しく書かれている。
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