皆さんは、スーパーなどで販売されているお寿司のパックというと、どんな形を思い浮かべるだろうか。
おそらく多くの人が「長方形」とか「正方形」、あるいは「扇形」などをイメージすることだろう。
しかしスーパーのお寿司というのは、意外とバリエーション豊かだ。こんな形のトレーで売られていることもあるらしい。
こ、このシルエットは...!(画像は村橋究理基@mkuriki_さんの投稿より)
こちらは、松江工業高等専門学校・情報工学科助教の村橋究理基(@mkuriki_)さんが、2024年9月29日に投稿した写真だ。
商品棚に置かれているのは、半額シールが張られたお寿司パック「北海道フェア限定にぎり鮨(北の大地)」。その形をよく見てみると......あれ、なんだかすごく見覚えがあるような?
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というかこれ......北海道じゃん!
寿司の配置にも小ネタが...
10月2日、Jタウンネット記者の取材に応じた村橋さんによると、「北海道型お寿司パック」は9月29日の22時頃、松江市内の某スーパーで発見したものだ。
北海道に住んでいた経験もあったことから、目についた時にすぐに北海道型だと気付いたという。
「普通は円形や方形のパックが複雑な北海道の形を綺麗に模していてとても驚いたので写真を撮りました」(村橋さん)
その後、村橋さんは話題になった北海道型パックのお寿司を購入。
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投稿に対して「渡島、函館に何もなくて寂しい」という声が多かったことから、そのエリアのものとして、イカの刺身を加えてみたという。
イカを加えたバージョン
ひと手間加えて完成した「北海道寿司」に対し、村橋さんは投稿の中で
「こう見ると、花咲にカニ、十勝川から平取にかけてのイクラ、サロマや猿払のホタテ、札幌に輸入サーモンなど、少し場所も意識されている気がします」
とコメントした。形だけでなく、寿司ネタの配置にも「小ネタ」が仕込まれている、ということなのかもしれない。
お見せで見かけたら思わず手に取ってしまいそうなパック寿司に、X上では19万を超えるいいねの他、こんな声が寄せられている。
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「これ考えて形にした人、素敵な発想ですね」
「こんな可愛い容器あるんですね、職人さんの粋な心意気です」
「遊び心があっていいですね」
調べてみると、北海道型の弁当容器は佐賀県鳥栖市でプラスチック製食品容器を手掛ける「ニシキ」という会社が製造し、意匠登録もされている。
同社のカタログを見てみると「北の大地」という名前で黒・パールグリーン・白磁の3色展開されていた。
隣には、「九州山地」という九州型のプレートも並んでいる。
用途例としては「鮮魚」「惣菜」「オードブル」「寿司」「洋菓子」「精肉」の記載が。
読者の皆さんは、何を、どんな風に並べたいですか?