9歳児が作った本物にしか見えない“岸和田型ミニだんじり”に絶賛の声「造形美とはこのこと」「もうすでに匠」

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2024年10月11日 07:30  ORICON NEWS

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9歳児が作った本物にしか見えない“岸和田型ミニだんじり”(@orihirodoより)
 9歳の息子さんが製作した「岸和田型だんじり」のミニチュアが、「お子さんでここまでの作品見事です」「とんでもない加工技術な気がするんですけど」「本物にしか見えない」などとXで話題になった。子どものやる気を引き出し、繊細で根気のいる作業を飽きさせないようにするためには、どのような工夫をしているのか、お父さんに聞いた。

【写真】とんでもない金の卵…9歳児製作とは思えない職人ばりの「ミニだんじり」

 小さい頃から『岸和田だんじり祭』に参加し、お父さんの影響もあり、自然と興味をもった息子さんは、9歳から「ミニだんじり作り」を始めた。お父さんが設計し、それ以外は、なるべく自分で製作している。

「子どもにとって『ミニだんじり』は引っ張って遊ぶおもちゃのようなものなので、最初は『自分でおもちゃを作る』といった感覚だったのだと思います。当初は、製作の難しさに何度も挫折しました。だんじり本体のかっこ良さに気づき、だんじり好きが高まるにつれ、いまでは『完成までの工程と作るの楽しい』と言っています」

 お父さんが製作する「岸和田型だんじり」のミニチュアは、SNSで度々話題になる。息子さんも自分と同じように製作に熱中する姿に、「私が作っている作品に、自ら興味を持って積極的に取り組んでくれているのがすごく嬉しいです」と喜ぶ。

 子どものやる気を継続させ、細かい作業を飽きさせないようにするためには、独自の方法もあるようだ。

「やる気を継続させる工夫のひとつに、1日の作業を“キリの良い所で終わらせない”ようにしています。キリの良い所で作業が終わると、翌日その第一歩の足取りが重たくなります。前日にそれを終わらせることで、翌日の作業をスムーズに始めることができ、ひいてはやる気の継続につながります」

 親子の仲が深まるだけでなく、ミニだんじり作りを通して「学ぶことも多い」とお父さんは言う。

「完成品を見ると複雑な構造ですが、実際作ってみると思っていたより難しくないと感じたようです。モノ作りや勉強も分解して考えると理解しやすくなるので、その『分解して考える』という力を伸ばしていってもらいたいです」

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