昨日11日夜、北海道の当別町で「低緯度オーロラと北斗七星」の写真を撮影することができました。太陽活動の活発な状態は続くものの、オーロラ出現のピークはいったん過ぎたと見られ、明日、明後日にかけてのオーロラ観察は難しそうです。
●日本で「低緯度オーロラ」が出現 写真撮影に成功
「太陽フレア(太陽表面で起こる大爆発)」の影響で、8日頃から北海道を中心に日本でもオーロラが観測できたという情報が、ニュースやSNS投稿などに複数あがっています。
情報通信研究機構(NICT)によりますと、日本時間10月9日10時56分に大規模な太陽フレアの発生が確認されたとのことです。
昨日11日夜には、北海道の当別町で「低緯度オーロラと北斗七星」の写真を撮影することができました。撮影に成功した半田晋二郎気象予報士によると、11日の低緯度オーロラは、肉眼では見えなかったものの、撮影した画像を見て、写っている事に気付いたとのことです。
通常、高緯度で見られるオーロラは緑や青、赤などに光りますが、「低緯度オーロラ」とは、空が赤く光るのが特徴です。
●三連休中の観察チャンスは?
情報通信研究機構(NICT)宇宙天気予報や、NOAAのオーロラ予測によると、オーロラ出現のピークはいったん過ぎたとみられます。このため、今夜から三連休中の14日にかけてオーロラが観察できる可能性は低いでしょう。
ただ、現在は太陽フレアの活動が活発な周期に入っているため、この先1年程度は再び低緯度オーロラ出現のチャンスがありそうです。
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