今回は、60歳以降の働き方に悩んでいる方へアドバイスします。
Q:現在58歳の女性です。60歳以降も厚生年金に加入して働いたほうがいいのか悩んでいます
「1966年7月生まれ、現在58歳の女性です。60歳以降も厚生年金加入で働くのがいいか、それとも厚生年金に加入せず働いたほうがいいのかで悩んでいます」(匿名希望)A:健康で元気に働くことができるのであれば、60歳以降も厚生年金に加入して働いたほうが、将来もらえる年金額も多くなりますし、医療保障も充実するのではないでしょうか
まず、60歳以降も厚生年金に加入して働く場合、健康保険とセットで加入することになります。健康保険と厚生年金をあわせて社会保険と呼びます。社会保険に加入すると、厚生年金保険料と健康保険料を支払うことになり、『医療のメリット』と『年金のメリット』を享受できます。主なメリットは以下のようなことになります。
『医療のメリット』:病気やけがで会社を休業すると、4日目から、通算1年6カ月傷病手当金がもらえます。
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社会保険に加入して働くデメリットとしては、給与から社会保険料は天引きされますので、手取り額が少なくなることになります。
健康で元気に働くことができるのであれば、厚生年金に加入して働いたほうが、将来もらえる年金額も多くなりますし、医療保障も充実するのではないでしょうか。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)
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