UFCへの参戦が発表されていた朝倉海(30)の待望の初戦がついに発表され、12月8日にアメリカ・ラスベガスで行われる『UFC 310』で、フライ級王者のアレッシャンドレ・パントージャ(34/ブラジル)のベルトにいきなり挑戦することが決定した。
【写真】朝倉海&”JTTの新星”秋元強真の2ショット 日本時間12日深夜に、ついに待望の知らせが届いた。朝倉は今年6月に『RIZIN.47』のリング上から、バンタム級王座を返上し正式にUFC参戦を発表。日本のみならず世界中の格闘技ファンからの期待を寄せられており、デビューがいつになるのか、どの階級で戦うのか、対戦相手が誰になるのか、常に話題となってきた。
対戦するパントージャは、2007年にプロデビューし16年の『The Ultimate Fighter』のシーズン24に参加。準決勝で扇久保博正に敗れたものの、17年からUFCに参戦した。高いフィニッシュ率で勝利を重ね、23年7月にブランドン・モレノに判定勝利してフライ級王座を獲得。12月にブランドン・ロイバル、今年5月にはスティーヴ・エルセグに勝利し2度の防衛に成功している。
挑戦者となる朝倉海は、12年にDEEPでプロデビューし、兄の朝倉未来とともにTHE OUTSIDERで活躍すると、韓国のROAD FCでの経験も重ねて17年からRIZINに参戦。19年8月にはバンタム級王者の堀口恭司と対戦し、圧倒的不利の予想を覆して1ラウンド68秒でKO勝利を飾った。20年8月には堀口が返上したベルトをかけて扇久保博正と対戦して勝利し、第3代RIZINバンタム級王者となった。
同年12月に堀口との再戦に敗れて王座から陥落。その後は負傷に苦しみながらもRIZINで勝利を重ね、23年大みそかの『RIZIN.45』でフアン・アーチュレッタに2ラウンドでTKO勝利して王座に返り咲き、第6代王者となった。その後、UFC参戦をRIZINに直訴してベルトを返上し、今年6月に正式にUFC参戦を発表した。