30、40代の女性が運動不足の傾向にあることが13日、スポーツ庁の体力・運動能力調査で分かった。35〜39歳では「運動をしない」と回答した女性が4割を超えた。同庁は「働く世代、子育て世代を重点にスポーツ参加を促していく」としている。
調査は1964年から毎年行われ、今回23年度調査は昨年5〜10月に実施。6〜79歳、約5万9000人の握力やシャトルランなどの記録を集計した。
23年度を含む直近10年の結果を見ると、体力・運動能力は男女とも横ばいから低下傾向にあった。年代別では、6〜19歳は、男子が低下傾向を示し、65〜79歳は男女とも横ばい。20〜64歳は全体的には横ばいだったが、40代女性で低下傾向が見られた。
スポーツ実施率の調査では、20〜40代の女性で「運動をしない」と回答した割合が高く、特に35〜39歳は42.5%に上った。「週1日以上運動する」とした女性は30代で3割、40代で3〜4割にとどまった。