イングランド、A・アーノルドの“直接FK弾”などで3−1勝利! フィンランドは再三の決定機を生かせず

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2024年10月14日 03:37  サッカーキング

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決勝弾を挙げたA・アーノルド [写真]=Getty Images
 UEFAネーションズリーグ(UNL)リーグB・グループ2の第4節が13日に行われ、フィンランド代表とイングランド代表が対戦した。

 ギリシャ、イングランド、アイルランド、フィンランドの4チームが所属するリーグB・グループ2。開幕から2連勝を飾り順調なスタートを切ったイングランドだったが、10日に行われたギリシャ戦では1−2の敗戦を喫してしまった。これにより首位のギリシャと3ポイント差になった“スリーライオンズ”は、第4節で最下位に沈むフィンランドと激突。前節から先発を6名入れ替えて勝利を目指す。

 試合は、18分にイングランドが均衡を破る。左サイドでボールを持ったジャック・グリーリッシュが中央のトレント・アレクサンダー・アーノルドにバックパス。ボックス手前のアンヘル・ゴメスに差し込むと、ターンからペナルティエリア内にスルーパスが送られる。グリーリッシュが抜け出してGKと1対1となり、確実に流し込んで先制点を挙げた。

 だが、以降は攻め倦むイングランドに対して、フィンランドはカウンターで多くのチャンスを作り出す。33分にフィンランドが自陣深くでボールを奪い、ラスムス・シュレルがトピ・ケスキネンにパスを供給。そのまま長い距離を運びつつボックス内に侵入すると、左足を思い切りよく振り抜く。シュートは枠を捉えたが、イングランドのGKディーン・ヘンダーソンにキャッチされてしまった。

 さらに38分、フィンランドがポゼッションで相手を押し込み、マッティ・ペルトラがハーフラインから対角にフィード。スプリントしたニコライ・アルホが頭で折り返し、ボールがボックス中央で待つフレドリック・イェンセンに渡る。トラップが流れてDFに触られたものの、こぼれたボールは再びイェンセンのもとへ。右足でシュートを放つが、至近距離から狙ったボールはわずかに枠から外れた。

 56分にもフィンランドが決定機を創出。ロングボールを使いながら前進し、シュレルが左サイドへと展開。トピ・ケスキネンがペナルティエリア内で縦に突破すると、左足でグラウンダーのクロスを蹴り入れる。ニアでベンヤミン・カルマンが潰れ、イェンセンがゴール前で反応。しかし、完璧な崩しだったがシュートは枠を捉えきれなかった。

 そんななか、74分にイングランドが大きな追加点を奪う。ジュード・ベリンガムがボックス手前で倒されフリーキックを獲得。右利きのA・アーノルドと左利きのノニ・マドゥエケがキッカーの位置に立ち、先に助走を開始したA・アーノルドが直接ゴールを狙う。右足から放たれた一撃は、鮮やかな曲線を描きながら吸い込まれるようにゴールイン。苦しんでいたイングランドがリードを2点に広げた。

 勢いを取り戻したイングランドは、84分に自陣深くでの組織的なプレスでボールを奪取。前がかりになったフィンランドを相手にカウンターを仕掛けると、グリーリッシュのパスを受けたオリー・ワトキンスが左サイドでドリブルを開始する。細かいタッチで運びボックス内で縦に突破。グラウンダーの折り返しをデクラン・ライスが押し込み3点目をマークした。

 直後にはコーナーキックから1点を返されたイングランド。それでも2点のリードを保ちながら3−1で勝利した。次節は来月14日に行われ、フィンランドはアウェイでアイルランドと対戦。イングランドはアウェイでギリシャと対戦する。

【スコア】
フィンランド代表 1−3 イングランド代表

【得点者】
0−1 18分 ジャック・グリーリッシュ(イングランド代表)
0−2 74分 トレント・アレクサンダー・アーノルド(イングランド代表)
0−3 84分 デクラン・ライス(イングランド代表)
1−3 87分 アルトゥ・ホスコネン(フィンランド代表)

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