【アメフト】近大が8TDで大阪大を下して3勝目 3位以内で全日本大学選手権初出場へ望み

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2024年10月15日 05:01  日刊スポーツ

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試合後に選手にゲキを飛ばす近大・古橋由一郎ヘッドコーチ(中央左)

<アメリカンフットボール関西学生リーグ:近大50−19大阪大>◇14日◇たけびしスタジアム京都



昨季5位の近大が、今季1部に昇格した大阪大を下した。今節を終え、関学大が5戦全勝、立命大と関大が4勝1敗、近大が3勝2敗と続く。


この試合は近大が8TDを奪うなど大差をつけたが、キックミスを連発。後半は13失点とリズムが生まれなかった。


元立命大監督で今季から就任した古橋由一郎ヘッドコーチ(59)は試合後、選手にカミナリを落とした。日本一の経験豊富な名将の言葉は重かった。


「今日の試合は下の下やで。どんだけ(キックを)外してんねん。練習でできないことは、試合でできない」


今季は京大、関大に2連勝スタートを切った。前々節は立命大、前節は関学大に敗れたものの、選手の集中力は研ぎ澄まされていたという。


迎えたこの日は、昨季2部だった大阪大が相手で、主将のOL大西勇樹(4年=大産大付)は「甘さが出たし、緩んだ空気があった。自分たちは勘違いしていると感じた」という。古橋ヘッドの熱い訓示後、選手だけでもう1度、気を引き締め直した。


今年から関西学生リーグの3位までが、全日本大学選手権への出場が可能になった。現在の4位から甲子園ボウルを含め、同選手権初出場を狙う近大は、残り2試合は1部に復帰した桃山学院大、昨季6位の神戸大が相手。2敗を維持し、幸運を待ちたい。大城健一監督(57)は「桃山学院大も神戸大も強い。とにかく、あと2試合」と取材を締めくくった。


1980、84年に関学大とともに同率優勝した経験のある近大は、いずれも甲子園ボウル出場決定戦で敗れている。大舞台に飢えたチームが、ドラマを起こせるか注目だ。

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