ジブリパークのイベント「ジブリパークの音響世界」の開催が決定した。11月2日〜4日、15日〜17日の6日間限定で行われる。
ジブリパークは愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」(モリコロパーク)内に公園施設だ。2022年にオープン。ジブリの大倉庫、青春の丘、どんどこ森、もののけの里、魔女の谷の5つのエリアがあり、スタジオジブリ作品の世界観を堪能できる。
イベント「ジブリパークの音響世界」はスタジオジブリ作品の音楽をメインにしたイベント企画である。すでにイベント名の一部を伏せるかたちで告知されていたが、このたび全貌が明らかになった。
「ジブリパークの音響世界」では来場者は専用のイヤホンとカバンを身に着け、公園内にある音楽ポイント、通称・音の芽を探していく。音の芽はジブリパークエリアのみならず、愛・地球博記念公園全体に全50ヵ所以上設置されている。
場所にたどり着くと、目の前の景色にマッチしたジブリ作品の音響がイヤホンから流れ、物語の世界に入り込んだような没入感を味わえる。たとえばコンセプトアートにも描かれた地球屋の近くの音の芽では、『耳をすませば』の登場人物である天沢聖司が奏でるバイオリンの音色が地球屋の方向から聴こえてくるといった仕組みだ。
これはKDDI株式会社のGNSS/Global Navigation Satellite System(全球測位衛星システム)を用いた高精度GNSSという技術を利用しており、音楽や聞こえ方が体験者の視覚情報に連動するという圧倒的な没入感を実現した。
「目の前に拡がる現実世界×脳内に拡がる音響世界」のジブリ音楽トリップを体感できるのは、世界でもこのジブリパークだけ。自然と共存する高精度位置音響体験は注目を集めそうだ。
本企画のプロデューサーを務めるのは『竜とそばかすの姫』や『血界戦線』などに参加した音楽家・岩崎太整である。
今回のイベントについて「従来のように音響機器で耳を塞ぎ完全に”1人称”の世界に没するのでもパーク内に大音量で音楽を流して世界観を押し付けるのでもなく、来園者の行動に寄り添って“音響世界”が開かれ、現実と映画が共存する空間を生み出し全く新しい体験を齎す取り組みです」とコメントを寄せた。
イベント体験者限定で、来場者全員に特典の「音響世界のさんぽカード」が配布される。音響世界を体感しながら、目の前に広がる風景をキーアートがあしらわれたクリアカードを使って写真に残すことができる。
「ジブリパークの音響世界」イベント概要
日程:11月2日(土)-4日(月)、15日(金)-17日(日) 6日間限定
場所:ジブリパークを含む愛・地球博記念公園内 ※「ジブリの大倉庫」をのぞく
券種:
【単独チケット:ジブリパークの音響世界】
ジブリパークエリアに入場するためには別途、各種入場券が必要
→10月26日(土)に6日間分を一斉発売
大人・子ども 平日/土・日・休 1,500円(税込)
【セット券:ジブリパークさんぽ券<ジブリパークの音響世界付き>】
ジブリパークさんぽ券がセットのチケット
→10 月26 日(土)より、入場日の7 日前17:00に随時販売
大人 平日 3,000円(税込)/土・日・休 3,500円(税込)
子ども 平日 2,250円(税込)/土・日・休 2,500円(税込)
時間:単独チケット、セット券ともに日時指定券。受付時間は下記より選択
午前<開園時刻〜11:00>※返却13:00まで / 午後< 13:00〜15:00 >※返却17:00まで
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